【不換紙幣･改正不換紙幣･再改正不換紙幣】買取価値は？平均価格＆査定相場

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不換紙幣・改正不換紙幣・再改正不換紙幣は終戦前後に発行された古紙幣・旧紙幣で、まだ手元に持ってる人も少なくないでしょう。

ただ、実際にどれくらいの価値があるのかわからない、高くなるなら売りたいと思う人もいるのではないでしょうか。ここでは、不換紙幣・改正不換紙幣・再改正不換紙幣の特徴と鑑定価値についてまとめています。

ただ、これらの紙幣は見た目が同じものもあり、また紙幣の質はよくありませんのでものによって価値が大きく異なることもあります。

▼【画像付】不換紙幣の買取相場一覧▼

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不換紙幣・改正不換紙幣・再改正不換紙幣とは？価値は高いの？

(画像出典：楽天「不換紙幣100円」)

不換紙幣とは、金貨や銀貨との兌換が補償されていない紙幣のことを指します。

昭和17年に施工された日本銀行法により不換紙幣が発行できるようになり、昭和18年から昭和21年のわずかな期間に不換紙幣･改正不換紙幣･再改正不換紙幣が発行されています。

それまでの兌換紙幣は偽造防止や耐久性などこだわって作られていたのに対し、不換紙幣･改正不換紙幣･再改正不換紙幣は戦争が激化する中で少ない人員と少ない材料費で作られていたこともあり、質はよくありません。

そのため発行期間は少ないものの、それほど鑑定価値は高くなっていません。とはいうものの、額面上以上では取引されており、状態が良ければ数千円、または1万円を超える額で買取されることもあります。

【不換紙幣(100円札)】鑑定価値と買取相場価格≪画像付き≫

	時代	1944年～1946年
	価値	Ｃ
	相場	200円～2,000円
	素材	紙
	画像出典	楽天「不換紙幣100円」

不換紙幣は昭和18年から発行されており、100円札・10円札・5円札・1円札の4種類があります。その中で最も鑑定価値が高いのが100円札です。

とはいっても、プレミア的な価値が付くわけではなく、数百円程度になってしまうでしょう。ただ、証紙がついている100円不換紙幣であれば、その倍近くで買取される可能性はあります。

【全4種類】改正不換紙幣の買取相場価格と鑑定価値一覧≪画像付き≫

改正不換紙幣は全部で4種類発行されていますが、発行された期間はわずか2年から3年程度です。ここでは改正不換紙幣の4種類の特徴と現在の買取相場についてまとめています。もしお持ちの方は参考にしてみてください。

①【改正不換紙幣(100円)】鑑定価値と買取相場価格

	時代	1945年～1946年
	価値	Ｃ
	相場	500円～7,000円
	素材	紙
	画像出典	楽天「改正不換紙幣100円」

改正不換紙幣100円は聖徳太子が描かれており、この紙幣は日本で3番目に発行されたことから3次100円とも呼ばれています。改正不換紙幣100円は改正不換紙幣の中では最も価値が高く数千円で取引されることもあります。

また、不換紙幣100円は新円切り替えに伴い臨時に証紙が貼って発行されたものもあり、証紙付きだと買取額は若干高くなるようです。

②【改正不換紙幣(10円)】鑑定価値と買取相場価格

	時代	1944年～1946年
	価値	D
	相場	50円～1,000円
	素材	紙
	画像出典	楽天「改正不換紙幣10円」

改正不換紙幣10円は和気清麻呂が描かれており、この紙幣は日本で3番目に発行されたことから3次10円とも呼ばれています。改正不換紙幣10円に関しては、それほど鑑定価値は高くなく、数百円程度となっているようです。

ただ、不換紙幣10円は新円切り替えに伴い臨時に証紙が貼って発行されたものもあり、証紙付きだと買取額は倍近くになるようです。

③【改正不換紙幣(5円)】鑑定価値と買取相場価格

	時代	1944年～1946年
	価値	Ｃ
	相場	500円～8,000円
	素材	紙
	画像出典	楽天「改正不換紙幣5円」

改正不換紙幣5円は菅原道真が描かれており、この紙幣は日本で4番目に発行されたことから4次5円とも呼ばれています。

改正不換紙幣5円は鑑定価値が高くなく、それほど状態がよくなくても数千円で買取してもらえる場合もあります。

ただ、この改正不換紙幣5円は昭和18年に発行されたものと見た目が同じですので、注意が必要です。

④【改正不換紙幣(1円)】鑑定価値と買取相場価格

	時代	1944年～
	価値	D
	相場	50円～800円
	素材	紙
	画像出典	楽天「改正不換紙幣1円」

改正不換紙幣1円は中央に武内宿禰が描かれていることから中央武内1円とも呼ばれています。改正不換紙幣1円は、その前に発行された不換紙幣1円と同じ見た目で、違いは改正不換紙幣1円は通し番号が省略されている点です。

改正不換紙幣1円は現行紙幣となっており、現在でも使える紙幣です。ただ、そのまま使うよりも買取してもらったほうが価値が高くなります。

【再改正不換紙幣(10円)】鑑定価値と買取相場価格≪画像付き≫

	時代	1945年～1946年
	価値	Ｃ
	相場	500円～15,000円
	素材	紙
	画像出典	楽天「再改正不換紙幣10円」

再改正不換紙幣10円は和気清麻呂が描かれており、この紙幣は日本で4番目に発行されたことから4次10円とも呼ばれています。

この再改正不換紙幣10円は前期と後期に分けられており、それによって鑑定価値が異なります。さらに、証紙の有無でも価値が異なり、価値が低いものでは数百円というものもあれば、1万円を超える額で取引されることもあります。

不換紙幣・改正不換紙幣・再改正不換紙幣は専門買取店に依頼を

不換紙幣・改正不換紙幣・再改正不換紙幣は他の古紙幣・旧紙幣に比べると、プレミア級の鑑定価値が出ることはありません。それでも状態や年代、額面によっては査定する人によって大きく差が出てしまうこともあるでしょう。

不換紙幣・改正不換紙幣・再改正不換紙幣は今やリサイクルショップでも買取してくれるところも多いですし、ネットオークションやメルカリなど個人売買でも多く取引されています。

ですが、より高く、そしてトラブルなく買取してもらうには古銭専門の買取店に依頼したほうがいいでしょう。

まとめ

(画像出典：楽天「不換紙幣100円」)

このように、不換紙幣・改正不換紙幣・再改正不換紙幣はいくつかの種類があり、しかも見た目がほとんど同じ紙幣もあります。そのため、その目利きがしっかりできる鑑定士でないと、安く手放してしまう恐れもあります。

不換紙幣・改正不換紙幣・再改正不換紙幣を少しでも高く売るには、しっかりとした鑑定眼のある査定員がいる古銭専門の買取店に持っていくのが望ましいでしょう。

もし近くにそういった店舗がないのなら今は出張買取や宅配買取もあるので利用するといいでしょう。