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遺品整理や蔵の片付けをしていたら、見たことがない紙幣が出てきたということもあるでしょう。旧兌換銀行券・兌換券甲号・改正兌換券は、明治から昭和にかけて発行された紙幣であるため、古銭の中でも発見されやすい紙幣です。
旧兌換銀行券・兌換券甲号・改正兌換券は紙幣によっては発行枚数も少なく、希少価値が高まっているものもたくさんあります。
もし売却を考えているのであれば、まずはそれぞれの紙幣の特徴や買取価格をチェックしておくことが大切です。
【早見表】旧兌換銀行券・兌換券甲号・改正兌換券の販売・売買価格《まとめ》
旧兌換銀行券 | |
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販売店名 | 販売価格(参考) |
Amazon | 2680円~10万円 |
楽天 | 8万円~148万円 |
ヤフオク | 5,000円~15万円 |
メルカリ | 5,000円~3万円 |
兌換券甲号 | |
---|---|
販売店名 | 販売価格(参考) |
Amazon | 22万円~38万円 |
楽天 | 19万円~33万円 |
ヤフオク | 1,000円~12万円 |
メルカリ | 1,400円~30万円 |
改正兌換券 | |
---|---|
販売店名 | 販売価格(参考) |
Amazon | 4,800円~6万円 |
楽天 | 1,200円~5万円 |
ヤフオク | 1,000円~12万円 |
メルカリ | 1,000円~5万円 |
【全4種類】旧兌換銀行券の買取相場価格と鑑定価値一覧《画像付き》
①【旧兌換銀行券1円】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 1885年から現行紙幣 | |
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価値 | B | |
相場 | 5,000円~20万円 | |
素材 | 紙 | |
画像出典 | なし |
旧兌換銀行券1円は表面に大黒様が描かれていることから大黒1円とも言われています。旧兌換銀行券1円は古銭ではありますが、実は現在でも通用する紙幣でもあります。ただ使う場合には額面通りとなるため、たった1円相当です。
旧兌換銀行券1円は4種類ある旧兌換銀行券の中で最も額面が低いですが、それでも5,000円以上の価値があります。未使用品だと数十万円で買取されることもあります。
②【旧兌換銀行券5円】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 1886年から1939年 | |
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価値 | B | |
相場 | 5万円~40万円 | |
素材 | 紙 | |
画像出典 | 不明 |
旧兌換銀行券5円は裏面に大黒様が描かれていることから裏大黒5円とも言われています。希少価値が高い古銭で、高値で取引されています。
旧兌換銀行券5円は並品でも5万円以上の価値がありますし、状態が良ければ30万円から40万円の価値もあります。さらに未使用品ともなれば、数百万円で取引されることもあるのです。
③【旧兌換銀行券10円】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 1885年~1939年 | |
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価値 | A | |
相場 | 30万円~100万円 | |
素材 | 紙 | |
画像出典 | お札と切手の博物館「最初の日本銀行券」 |
旧兌換銀行券10円は表面に大黒様が描かれていることから大黒10円とも言われています。ほぼ市場に出回ることのない100円券を除けば、旧兌換銀行券の中で最も買取相場が高い古銭です。
旧兌換銀行券10円は通常使用されていた並品でも30万円前後で買取されますし、もし未使用品であれば300万円を超える額で買取されるようです。
④【旧兌換銀行券100円】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 1885年~1939年 | |
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価値 | S | |
相場 | 数百万円~1,000万円 | |
素材 | 紙 | |
画像出典 | wiki「五百円紙幣」 |
旧兌換銀行券100円は表面に大黒様が描かれていることから大黒100円とも言われています。この旧兌換銀行券100円は当時では高額紙幣であったことから発行枚数も少なく、紙幣が切り替わる際の回収率も高かったため、ほぼ現存していません。
未回収枚数がわずか27枚との記録があり、買取実績もありません。そのためもし発見されれば数百万円どころか1,000万円を超える可能性もあります。
【全1種類】兌換券甲号の買取相場価格と鑑定価値一覧《画像付き》
時代 | 1945年~1946年 | |
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価値 | C | |
相場 | 5万円~10万円 | |
素材 | 紙 | |
画像出典 | wiki「千円紙幣」 |
兌換券甲号は額面が1,000円札のみ発行されており、これは日本初の1,000円札となっています。
現在の価値に換算すると約180万円もの高額紙幣であったことと、ほとんど回収されたことから現存枚数が少なく稀少価値が高い古銭です。兌換券甲号は並品でも数万円の価値がありますし、状態が良ければ10万円以上で買取されることでしょう。
【全2種類】改正兌換券の買取相場価格と鑑定価値一覧《画像付き》
①【改正兌換券5円】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 1942年~1946年 | |
---|---|---|
価値 | C | |
相場 | 50円~1,000円 | |
素材 | 紙 | |
画像出典 | なし |
改正兌換券5円は表面に菅原道真が描かれた2番目の5円札ということから、2次5円札とも呼ばれています。わずか4年間だけ使われていた5円札ではありますが、流通枚数も現存枚数も多いため、古銭としての価値はそれほど高くありません。
改正兌換券5円は並品だと数十円程度の買取額になりますが、状態が良ければ数百円で買取も可能です。
②【改正兌換券200円】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 1945年から1946年 | |
---|---|---|
価値 | C | |
相場 | 1,000円~1万円 | |
素材 | 紙 | |
画像出典 | なし |
改正兌換券200円は表面に藤原鎌足が描かれていることから、藤原鎌足200円札とも呼ばれています。わずか1年で失効してしまったため、現存枚数は少なく稀少価値が高まっています。
改正兌換券200円の買取相場は並品でも数千円、美品となれば2万円近くで買取されることもあります。さらには赤色の証紙がついているとさらに買取額がアップします。
《基本知識》旧兌換銀行券・兌換券甲号・改正兌換券の特徴は?
兌換券とは金または銀と交換できる紙幣という意味で、旧兌換銀行券・兌換券甲号・改正兌換券などがあります。ここでは旧兌換銀行券・兌換券甲号・改正兌換券の特徴についてまとめていますので、お持ちの方は参考にしてみてください。
【旧兌換銀行券】大黒様を描写
旧兌換銀行券は、1円、5円、10円、100円の全4種類があり、5円のみ裏面ではありますが、すべての紙幣に大黒様が描写されているのが特徴です。1円、10円、100円の表面はデザインが非常に似ていますが、紙幣サイズが大きく異なります。
この旧兌換銀行券は非常に特徴的な紙幣で、1円札に関しては今から100年以上も前に発行が始まったものですが、現在でも通用できます。
一方で100円札は回収されなかった枚数が27枚だけで、現存しているのが1枚か2枚ともいわれているほど希少価値が高いものです。
実際に旧兌換銀行券100円が取引されたキロ期はありません。また10円札に関しても希少価値が高まっており、並品でも数万円もの高額で買取されています。
【兌換券甲号】日本武尊が描かれた1,000円札
兌換券甲号は日本で初めて発行された1,000円札で、表面には日本武尊が描かれています。当時の価値として今の約180万円にあたるほどの超高額紙幣だったようです。これはハイパーインフレに備えるために作られたといわれています。
現在で言えば200万円札に近いものですから、一般人が気軽に入手できるものではなく、一般的に流通することはありませんでした。
1945年に新紙幣、新円への切り替えがありましたが、新しい紙幣の供給が間に合わなかったことから兌換券甲号に証紙を貼り付けて流通させました。
ただそれもわずか8ヶ月のみで通用禁止になり、さらに高額紙幣のためほとんどが回収されたため、現存枚数は多くありません。歴史的にも希少価値が高くなっています。
【改正兌換券】発行枚数が少ない
改正兌換券は5円札と200円札の2種類発行されています。改正兌換券は戦後のインフレに備えて作られたものです。特に200円札は発行してもすぐに流通させず、日本銀行に保管されていました。
200円札は1945年から使用されましたが、わずか1年で失効となっています。発行期間が少ないこともあり発行枚数が少なく、古銭としての価値も非常に高いです。
特に発行枚数が少ない200円札となれば並品でも数千円、美品なら数万円で取引されています。
旧兌換銀行券・兌換券甲号・改正兌換券の鑑定・売却なら買取専門『バイセル』がおすすめ
旧兌換銀行券・兌換券甲号・改正兌換券は発行枚数が少なく、希少価値も高い紙幣です。また状態によっても価値は大きく異なりますし、中には数十万円もの価値がある紙幣もあります。そのためしっかりとした鑑定ができる業者に売らないと安く買い叩かれてしまう恐れもあります。
持っていて価値を知りたい、売却したいという人は買取専門のバイセルで売るのがおすすめです。バイセルは豊富な買取実績があり、しっかりと旧兌換銀行券・兌換券甲号・改正兌換券を鑑定してくれます。
また他店よりも買取金額が1円でも安い場合は、全品返却してくれます。また出張鑑定も宅配鑑定もできますので、全国どこにいても鑑定してもらえます。即日現金払いも可能なので、急いでお金が必要な人も安心でしょう。
まとめ
旧兌換銀行券・兌換券甲号・改正兌換券は歴史的価値も非常に高い紙幣で、中には旧兌換銀行券100円札のように取引事例がないほどプレミアなものもあります。それ以外にも貴重な紙幣はたくさんあるので、大切に保管しておくのも1つの方法です。
その際には劣化を防いで大切の保管しておかないといけません。ですが、もし売却したい、正しく保管できる自信がないという人は、バイセルのように信頼できる古銭買取専門店に売るのが最適です。