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聖徳太子1万円札は40年ほど前までは普通に使われていた紙幣のため、家を掃除していたら出てきたということもあるでしょう。聖徳太子1万円札は今も使えるかどうかわからない、偽札ではと思う人もいるかもしれません。
ここでは聖徳太子1万円札の特徴や今の買取価格についてまとめています。また一般的な買取価格だけでなく、プレミア価格がつくポイントなどについても紹介しているので、聖徳太子1万円札を売却する前に参考にしてみるといいでしょう。
【早見表】聖徳太子1万円札の販売・売買価格《まとめ》
聖徳太子1万円札 | |
---|---|
販売店名 | 販売価格(参考) |
Amazon | 2万円 |
楽天 | 1万円~12万円 |
ヤフオク | 不明 |
メルカリ | 不明 |
聖徳太子1万円札(C号券)の買取相場価格と鑑定価値一覧《画像付》
時代 | 1958年から1986年 | |
---|---|---|
価値 | C | |
相場 | 30円から600円 | |
素材 | 紙 | |
画像出典 | なし |
聖徳太子1万円札、日本銀行券C号は、表面に聖徳太子が描かれていることから聖徳太子一万円と呼ばれています。日本初の1万円札であり、現行紙幣を合わせても最も高い高額紙幣となっています。
現行紙幣でもあるため、使用感が目立つ紙幣は額面通りの価値しかありません。ただ未使用品なら1割から2割ほど高く買取してくれます。また記番号のアルファベットが一桁だとより買取額が高くなります。
プレミア価格がつく聖徳太子1万円札の『2つの特徴』
聖徳太子1万円札は、記番号のアルファベットが一桁だったり、未使用品以外は額面通りの額でしか買取してもらえません。ただその中にはプレミア価格がつく聖徳太子1万円札もあります。ここではプレミア価格がつく2つの特徴をまとめています。
【特徴1】ミス・エラープリント
聖徳太子1万円札にはミスやエラープリント、つまり印刷時に何らかのミスによりずれたり歪んだりしてしまった紙幣になります。ミスやエラープリントとなると、ほとんど価値がないのではと思うかもしれませんが、実際は逆で一気に買取額が跳ね上がります。
なぜなら、ミスやエラープリントがあった紙幣は本来は製造過程で発見され省かれるものだからで、世の中に滅多に出回ることがない珍しいものだからです。例えば以下のようなミス・エラープリントがあると高額になります。
- 印刷のズレ
- ゆがみ
ただ実際は滅多にないものですし、素人目ではなかなか判断できないこともあるのです。単なる汚れの時もありますし、気づかないほどのわずかなずれの場合もあります。ですので、ミスやエラープリントがあれば、プロの鑑定士に見てもらいましょう。
【特徴2】通し番号
紙幣には記番号が記されていますが、その番号が珍しいとプレミア価格がつくことが多いです。聖徳太子1万円札は発行枚数も多いため、希少価値が高い通し番号としては以下のようないろいろなパターンがあります。
- アルファベットの両端が同じ…A******A、BB******BBなど
- キリのいい数字…*000001*、*500000*など
- 数字がゾロ目…*111111*、**777777**など
- 数字が連番…*123456*、*012345*など
通し番号によっては数十万円の買取額になることもあります。しかも中にはA111111Aなどのように、2つのパターンが重なった紙幣もあるでしょう。
そうなるとさらに買取額は高くなりますので、もし聖徳太子1万円札が見つかったなら、記番号をチェックしてみるといいでしょう。
【注意】聖徳太子の偽1万円札が出回った事件
いつの時代も偽札を使った事件は起こるものです。もちろん紙幣を作る際には、その当時の偽造防止技術を用いているものですが、現代の技術に比べれば甘いと言わざるをえません。まさにそれにより聖徳太子の偽1万円札が出回った事件があります。
2018年9月に聖徳太子1万円札がコーヒー店やファストフード店でなどで使われたのです。聖徳太子1万円札は今では珍しいですが、現在も使用できます。しかも40代くらいまでの人なら使ったこともあるでしょうから、つい本物と思い受け取ってしまったとの事です。
聖徳太子1万円札も透かしなどの偽造防止対策は使われていますが、今に比べれば脆弱で実際にインクジェットプリンターで印刷されたとのことです。なじみのないお金であるため、偽札であることを見抜けなかったのでしょう。
聖徳太子の偽1万円札を見分ける方法
聖徳太子の偽1万円札は今となっては滅多に見かけることがないため、素人ではなかなか見分けるのは難しいです。現行紙幣であれば、普段から触れているでしょうから触っただけで違和感を覚える人もいるでしょうし、ホログラムも入っているので案外すぐに見抜けたりします。
ですが聖徳太子1万円札にはホログラムは入っていませんし、触ったこともないので違和感があっても当然です。そんな聖徳太子の偽1万円札でも見分ける方法があります。それが目の不自由な人のために作られた識別マークです。
手で触ってみると凸凹しているのでわかりますし、簡単に偽造できる部分でもありません。ただこれもあくまで目安の1つであり、精巧に作られた聖徳太子の偽1万円札もあるのでこれだけで本物とは確定できません。
《基本知識》聖徳太子1万円札はどのような歴史や目的で作られたの?
聖徳太子1万円札が発行される以前は、千円札が最も高い高額紙幣でした。この当時、日本は高度経済成長により好景気が続いており、どんどん紙幣が発行され千円札の発行枚数が80%にもなり、より高い高額紙幣が必要となったのです。
そこで作られたのがこの聖徳太子1万円札です。当時は急に10倍もの高額紙幣となるため、ここまでの高額紙幣が必要なのかという議論にもなりました。当時の大学初任給が1万3,000円ほどで、1枚でそれ相当の額ですから尚更でしょう。
現在の大学の初任給は20万円ほどですから、現在でいえば20万円札が発行されるようなものです。ただいざ発行してみるとその高度経済成長にともなってスムーズに庶民の生活にも溶け込んでいったのです。
聖徳太子は1万円札以外にも6種類の紙幣に採用
現在発行されている紙幣には聖徳太子は描かれていませんが、これまでは聖徳太子がたくさん紙幣に用いられています。実際に聖徳太子1万円札C号以外にも、以下のような6種類の紙幣にも採用されているのです。
日本銀行兌換券乙号券100円 | 1930年発行開始 |
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日本銀行券い号券100円 | 1944年発行開始 |
日本銀行券ろ号券100円 | 1945年発行開始 |
日本銀行券A号券100円 | 1946年発行開始 |
日本銀行券B号券1,000円 | 1950年発行開始 |
日本銀行券C号券5,000円 | 1957年発行開始 |
しかも聖徳太子はその時代に発行された紙幣の中で最も額面の高い紙幣に用いられているのも特徴です。
聖徳太子は歴史の教科書からも消えつつあるといわれ、現代の紙幣では用いられていませんが、まさに紙幣の肖像画といえば、もっとも有名な人物と言えます。
聖徳太子1万円札は現在でも使用可能
聖徳太子1万円札は、1984年の福澤諭吉1万円札の発行開始されたにともない、1986年に発行停止となっています。発行は停止となっていますが、聖徳太子1万円札は現在でも使用可能な紙幣となっています。
ただ自動販売機などは対応不可となっているところがほとんどです。もし使い勝手が悪いと思ったら、銀行で交換してもらうこともできます。ただ未使用品などの一部の紙幣は額面以上の価値がある場合もあるので、古銭買取店で買い取ってもらったほうがいいでしょう。
聖徳太子1万円札の売却なら買取専門『福ちゃん』がおすすめ
聖徳太子1万円札は試用感のあるものはほぼ額面通りでしか買取してもらえません。そんな聖徳太子1万円でも紙幣の状態や珍しい記番号、エラー紙幣などがあれば高値で買取も可能です。ただそれでも買取業者によっては現行紙幣ということもあり、買取不可となることもあります。
もし聖徳太子1万円札を売却するのであれば、古銭買取専門店の『福ちゃん』がおすすめです。福ちゃんならどれくらいの価値があるかわからない聖徳太子1万円札もしっかりと鑑定してくれます。
また宅配買取や出張買取も可能なので、店舗に行けない地域にいる人も安心です。聖徳太子1万円札以外の古銭も高価買取してくれるので、他にも古銭がある人も一緒に査定してもらうといいでしょう。
まとめ
聖徳太子1万円札は年齢によっては実際に使っていた人もいるでしょう。そのため古銭としての価値はほとんどないと思いがちです。もちろん状態が悪ければ額面通りにしかならないですが、記番号などによっては高値で取引されることもあります。
また状態が良ければ額面以上の価格で買取されることもあるのです。ただ買取店によっては現行紙幣ということもあり、額面通りもしくは買取不可となってしまうこともあるので、信頼できる古銭買取店に査定してもらうといいでしょう。