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【慶長小判】買取価格はいくら?鑑定価値&査定相場《全2種類》

小判

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古銭と言えば小判とイメージする人が多いはずです。もし古い家を整理していて出てくれば、お宝だと思ってもおかしくありません。ただ実は小判といっても幾つかの種類があるのです。

慶長小判とは徳川家康が命じて、貨幣制度を整備するために作られたものです。特徴が非常にわかりにくいので、もし見つかったら必ず専門家の鑑定を受けてください。

ここでは慶長小判と呼ばれるものについて、その買取価格などを見ていきましょう。

目次

【早見表】慶長小判の買取価格・鑑定価値・売買相場《まとめ》

慶長小判
販売店名 販売価格(参考)
Amazon 3,300円
楽天 50万円~220万円
ヤフオク 2,300円
メルカリ 5,000円~160万円
ここがポイント上記の販売価格はレプリカなども含んでいます。あくまで参考程度にしておいてください。

【全2種類】慶長小判の買取相場価格と鑑定価値一覧《画像付き》

慶長小判の買取価格の買取相場やどの程度の価値を持つものか確認します。

【全2種類】慶長小判の買取相場価格と鑑定価値一覧《画像付き》

慶長小判にはこの2種類がありますので、それぞれについて詳しく確認をしていきましょう。

①【慶長小判(江戸座・京都・駿河座)】鑑定価値と買取相場価格

画像なし 時代 1601年~1695年
価値 B
相場 10万円~170万円
素材
画像出典 なし

慶長小判でも江戸座・京都・駿河座と呼ばれるものがあります。これは幕府の持つ金座において作られたものだと考えてください。江戸の金座で作られたものが江戸座、京都で作られたものは京座、駿河で作られたのが駿河座です。

  • 買取価格相場は10万円~170万円
  • 極印で見分けることができる

こうした特徴を持っています。座による特徴が薄いため、素人では見分けがほぼつきません。そのため必ずプロに見てもらうことをおすすめします。

②【慶長小判の古鋳(大判槌目)】鑑定価値と買取相場価格

画像なし 時代 1600年
価値 A
相場 100万円~450万円
素材
画像出典 なし

慶長小判にはもう1つ大判槌目というものがあります。これは慶長小判が作られる前に前身として作られたものです。現代風に言えばパイロット版というべきものでしょう。

  • 100万円~450万円
  • 鋳造期間が約1年ほどと短いため希少価値が非常に高い

同じ慶長小判でも大判槌目だと、買取額がかなり高くなります。状態が良いものだと最低でも350万円~450万円程度にはなるでしょう。

《予備知識》慶長小判とは~いつから発行されたのか~

スマホでオークションをする女性

慶長小判とはどういったものかを詳しく見ていきましょう。先にも触れたように慶長小判は徳川家康が命じて作らせたものです。江戸時代の初期にあたる慶長6年に発行されたことから、慶長小判と呼ばれています。

江戸幕府による初期の貨幣として歴史的な価値を持つものです。もともと江戸時代に入る前の戦国時代というのは、国内における貨幣というものがほぼないような状態でした。この頃は中国で使われていたお金を、輸入して利用していたためです。

こうした状況だったので天下を統一した証として、徳川家康が貨幣制度の整備を行うために発行しました。元武田信玄が鋳造させた甲州金というものがあり、その貨幣単位である両・分・朱をそのまま踏襲しているのも特徴です。

慶長小判のサイズは~大きさや重さについて~

チェック

次に慶長小判のサイズについても見ていきましょう。慶長小判には規定品位と量目というものが定められていました。量目というのは重さのことで1枚4匁7分6厘と定められています。現代の単位に直すと17.76gです。

次に規定品位というものを見ておきましょう。これはどのくらいの混ぜものがしてあるのかといった数字です。慶長小判の初期は52匁程度、その後には50匁7分程度と上昇しているのが特徴になります。

現代風に直すと金の割合が84.6%で残りは銀となっています。これが86.79%の金に少し増えたという意味になるのです。

ここがポイントちなみに慶長小判は約90年ほどに渡って流通したものです。そのため折れたり、欠けたり、摩耗したりといったことがありました。そうした慶長小判は金座で足し金を行い、修理されたという経緯もあります。

慶長小判の当時の価値について

調査・鑑定

では最後に慶長小判の当時の価値について考えてみましょう。江戸幕府は1609年に御定相場というものを定めています。

  • 金1両が銀50匁
  • 銀50匁が永一貫文
  • 永一貫文は鐚4貫文

これを目安として変動相場制をとっていました。ただし相場が行き過ぎた場合は幕府の指導が入る形です。ちなみに永一貫文というのは永楽通宝が1000枚という意味になります。鐚というのは当時流通した私鋳銭など質の悪い通貨が4000枚です。

永楽通宝1枚が1文となっています。早起きは三文の徳などで使われる文と同じものです。ちなみに慶長小判の価値ですが、当時の千両箱1つでだいたい1億5000万円程度の価値があったとされます。つまり1枚あたり15万円程度だったと推測できるでしょう。

まとめ

小判

慶長小判についてまとめました。慶長小判は江戸時代の初期に、徳川家康が命令をして作らせた小判になります。慶長小判はパイロット版にあたる大判槌目と、正式版にあたる江戸座・京都・駿河座の2種類が発行されました。

正式版の江戸座・京都・駿河座でも美品なら、買取額は200万円近くになるのでかなり希少価値のある古銭です。

さらにパイロット版の大判槌目の美品であれば、350万円~450万円くらいになります。ただし鑑定は素人ではできないので、プロに任せるようにしましょう。

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