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古銭の売却・買取には注意!古銭の詐欺事件のニュース《まとめ》

落ち込むビジネスウーマン

※当ページには一部広告が含まれています。

古銭にまつわる詐欺事件をご存知でしょうか。しばしばニュースとしても取りあげられています。

巧妙な手口を使って金銭をだまし取ろうとするのが詐欺ですが、古銭詐欺については被害額が1億円を超える事件も起こっています。なかには、高齢者を狙った新手の特殊詐欺といったケースも見られます。

この記事では実際に起きた古銭関連の詐欺事件を挙げていき、どのようなケースがあるのかを解説したいと思います。

目次

【古銭詐欺】古銭取引をめぐる“トラブル解決の名目“で高齢女性ら被害額約1億5千万円

営業マン

まず初めに「古銭取引をめぐるトラブル解決の名目」で高齢者の方々から現金約1憶5戦万円をだまし取ったという事件を見ていきます。

奈良県警によれば、容疑者の6人は詐欺グループのメンバーであり、いわゆる電話をかける「架け子」だったそうです。

事件の概要は以下の通りです。

逮捕容疑は26年9月8日~29日、奈良市の無職女性=当時(77)=に古銭買い取り業者をかたりあなたの名義を借りて古銭取引をする。古銭は買い取るので預かってほしい」と電話し、女性方に「天保通宝」など本物の古銭計230枚(時価約4万6千円相当)を送付。その後、金融庁職員を装って「名義貸しは違反になる」とし、解決料名目で現金約1億5千万円をだまし取ったとしている。

ニュースでは事件内容が簡略化されているため、「どうしてこんな風に騙されてしまうの?」と不思議に思う方もいるかもしれません。

なので、もう少し具体的にこの手口について見ていきましょう。

古銭詐欺の典型的な手口の流れ

注意するサラリーマン

このニュースでは、容疑者らは古銭買取業者をかたり、さらには金融庁職員を装って詐欺を行っています。

独立行政法人 国民生活センター」によれば、複数の業者が役回りを分担して消費者をだまそうとするタイプのものを「劇場型勧誘(買え買え詐欺)」というそうです。

このタイプの古銭詐欺の典型的な手口は次のような流れです。

消費者のもとに古銭の販売に関するパンフレットが送られてくる

ある日、別の業者を名乗る者から電話がかかってくる
「古銭を買いたいが、購入できるのはパンフレットを送られた人だけ」
「だから、名義を貸してほしい」

消費者が名義を貸す
「それなら、いいですよ」

その後、電話「名義貸しは違法行為だ」

消費者がトラブル解決のためにお金を送る

業者と連絡がとれなくなる

まず、「消費者が名義を貸す」という流れを作るために、パンフレットなどが送られてきます。

詳しくは分かりませんが、きっと本物の販売パンフレットのように細部まで作りこまれており、ひょっとすると「パンフレットを受け取った人だけが限定で購入できる」などという言葉が目立つように工夫されているのかもしれません。

実際の手口ではいろいろなパターンがあるようで、そのパンフレットが送られた後に別の業者から電話がかかってくることもあれば、その前に電話をかかってくることもあるようです。

どちらにしても、古銭の売買というものについて普段からよく知っている人はそれほど多くはないので、「こういうことはよくあるのかも」と信じてしまうのかもしれません。

別の古銭業者から電話があったときの話の運び方にも、いろいろあるようです。例えば「うちのお客さんで、他社でしか購入できない古銭を欲しがっている方がいる。それを買えるのはパンフレットを送られた人限定だから、名義を貸してほしい」などといった話です。

ここがポイント「名義を貸してほしい」というパターンのほか、「代わりに買ってほしい。あとでお金を支払うから」というパターンもあるようです。

そうして消費者が承諾すると、先のニュースでは金融庁職員を装った者から「名義を貸すのは違反だ」と知らされます。その問題解決のために業者から「お金を送ってほしい」「立て替えてくれれば後で返す」と指示されます。

これも他のケースとして、業者から電話があって

  • 「うちの顧客があなたの名義でお金を振り込んだら販売業者から不正行為だと見なさた」
  • 「組み戻しの手続きが必要だが、顧客が海外に行ってしまい手続きできない、だから立て替えてほしい」

などいうケースもあるようです。この事件から分かるようにかなり手の込んだ手口といえます。

名義を貸して購入させてほしいというのは一見、怪しい風にも思えますが、自分の店で扱ってないものを顧客のために他社から取り寄せる、仲介するなどという行為自体は珍しいことではありません。

特に古銭というのは一般的な商品のようにどこでも手に入るものではないため、こういう手段しかないのだと納得させやすいのかもしれません。

【古銭詐欺】古銭“買い取りの名目“で約5億円の被害

お金の計算

次に「古銭買い取りの名目」による古銭詐欺事件について見てみましょう。

こちらの事件も容疑者は詐欺グループのメンバーであり、「かけ子」です。

古銭の実在しない売買取引を持ちかけ、高齢女性から現金50万円をだまし取ろうとした事件。
被害女性の自宅に「古銭を買えば高値で買い取る」などと電話があった。
女性に古銭を買わせた上で「古銭売買の許可を取得するための保証金が足りない。許可を取らないと警察に捕まる」などと偽り、現金1000万円を宅配便で送らせ、だまし取るなどした。
女性は数回にわたって計約1億5000万円を支払った。

古銭売買会社を名乗って高齢女性に「古銭を買い取ってもらえれば、高額で買い戻す」等と持ちかけた。
既に古銭買い取り名目で現金50万円を支払わせた女性に「新たに古銭を購入しなければ、以前の購入代金も返還できない」等と電話し、現金50万円をだまし取ろうとした疑い。

このような手口で詐欺の被害額は全国約5億円にのぼったそうです。

買い取り名目による詐欺手口

これはいわゆる「もうかります詐欺」の手口です。

購入してもらえると高額で買い取って利益が出ると信じ込ませて現金をだまし取るやり口ですが、どのケースにも共通するのが購入させたあとに続いて、「保証金が足りない」「他にも購入してもらえなければ利益を出せない」などといって、騙せるだけ何かと口実を作ってお金を支払わせています。

例えばこれが有価証券等の投資詐欺であれば、ビジネスについてある程度慣れている人でないと手を出そうとはしないでしょう。

しかし、古銭の売買による儲け話となれば、利益を出す仕組みや見込みが単純化されて理解しやすいため、慎重さが弱まるのかもしれません。

所有する古銭を売買する時にも注意

ポイントと書かれた紙を指差す

古銭はものによっては想像以上に高い価値をもち、高額で売却できることもあります。ご自宅にある古銭を売る時にも、売買の仕方には注意を払った方がいいでしょう。

まず個人間での古銭の売り買いはおすすめできません。個人売買というのは例えば知人を介して売る、ネットオークションに出品するなどのことです。

こういう方法ではトラブルになる可能性が高いです。ネットオークションにしても、こちらが落札者に古銭を送ったのに、支払いがされず逃げられたというケースもあります。

ここが注意

商品の画像・説明と実物によるギャップの理由などから「騙したな」というようなクレームを入れられてしまったというケースも聞きます。

査定をしてくれる買取店についても、後悔なしに売却するために必ずどこで売るのがベストなのかを吟味しましょう。

例えば身近にあるリサイクルショップなどでも古銭を売ることは可能ですが、古銭に精通するスタッフによる査定ではないため、安く値をつけられてしまうこともよくある話です。

古銭の売却を考えている方は「有名で信頼性の高い古銭専門の買取業者」で査定するようにしましょう。詳しいは「古銭を高く売る買取査定の方法はたった一つだけ【損しない全知識】」をご覧になってください。

まとめ

落ち込むビジネスウーマン

この記事では実際に起きた古銭関連の詐欺事件を紹介しました。初めに「古銭取引をめぐるトラブル解決の名目」で高齢者の方々から現金約1憶5千万円をだまし取ったという事件を見ていきました。

パンフレットが送られ、「古銭を買いたいが、購入できるのはパンフレットを送られた人だけ。だから、名義を貸してほしい」といわれ、名義を貸すと、後日「名義貸しは違法行為だ」といわれ、トラブル解決のためにお金をだまし取られたというものです。

次に見たのは「古銭買い取りの名目」による古銭詐欺事件です。

こちらは「古銭を買えば高値で買い取る」などと電話があり、購入させたうえで「古銭売買の許可を取得するための保証金が足りない。許可を取らないと警察に捕まる」などといってお金をだまし取られたというものです。

いずれのケースにせよ、売買の話については慎重になって対応するように気をつけましょう。

この記事の監修者

堀内 秀磨のアバター 堀内 秀磨 監修者

「もっと価値を見つける」をテーマに古銭の買取現場に立ち会い価格交渉を経験。現在は古銭買取メディアの立ち上げから運営、さらに自ら古銭を売買を行うため古物商を取得(奈良県公安委員会 第641180000388号)。WEBメディアを通じて分かりにくいことを分かりやすく解説し、リユースに関する正しい知識を提供し、適切な判断ができるように情報を発信中。

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