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古銭や古紙幣は非常に価値が高いもののあり、1枚で数十万円もするようなレアなものもあります。ただ、現代でも度々ニュースで取り上げられるように、昔から偽物の貨幣・紙幣はたくさん作られていたのです。
偽物だとしたら価値はゼロですから、コレクションとして持ち続けるにしてもいつか売却するにしても、本物か偽物か見極める必要があります。
ここでは、古銭と古紙幣の正しい見分け方とポイントについてまとめているので参考にしてみてください。
その古銭や古紙幣は本物?偽物?正しい見分け方とポイント
古銭や古紙幣は偽物も流通しており、もし偽物なら価値はゼロで、買取もしてもらえません。ですので、持っている古銭・古紙幣が本物か見分ける必要があります。
見分ける方法としては以下の方法があります。
- 本物と見比べてみる
- 鑑定士に査定してもらう
- 古銭専門買取業者に買取査定してもらう
【古銭】本物か偽物か見分ける”4つのポイント”
古銭が本物か偽物かを見分けるには、4つのポイントがあります。もちろん、それでも本物と断定することはできませんが、少なからずこのポイントで怪しい部分があれば偽物濃厚となるでしょう。
【ポイント1】古銭の『ギザ』を確認
古銭には貨幣の側面にギザと呼ばれる溝が彫られているものがあります。ギザといえばギザ十でも有名かと思いますが、それ以外の古銭にも偽造防止の意味も含めて彫られているものが多いです。
本物か偽物かを見分けるポイントの一つがギザです。
ギザのある・なしだけでなく、溝の深さや一定の間隔で彫られているかを確認することで判別できる場合があります。もしギザの間隔がまばら、または粗かったりすれば偽物の可能性が高いでしょう。
【ポイント2】古銭の『重さ』を量る
日本で発行されている古銭は、基本的に重さがそれぞれ決まっています。年代が新しくなればなるほど、ほとんど誤差がなく正確な重さになっています。
偽物の古銭は、品位が異なるものでつくられていることもあり、重さ・量目が変わってくることもあるのです。そのため、本物と偽物を見分けるには、重さを量ってみるのも一つの方法です。
古い硬貨などは表面が削れたり欠けたりして、若干軽くなることもありますが、明らかに重さが違う、損傷がないのに重さが違う時には偽物の可能性が高くなります。
【ポイント3】古銭の『図柄・彫刻』を比べる
日本の古銭は図柄や彫刻が綺麗なものが多いです。これは単純に見た目を豪華にするためという目的もありますが、これは偽造防止、偽物を見抜くためにもなっています。
偽物は図柄・彫刻が粗かったり、形が異なったりもします。ですので、本物と偽物を見極めるポイントとして、本物と図柄・彫刻を見比べてみるといいでしょう。
最近はインターネットでも本物の古銭が画像は掲載されていますから、それと比較してみればきっとわかるでしょう。
【ポイント4】古銭の『素材』をチェック
古銭はそれぞれ使用する素材・品位が決まっています。当たり前ですが、その配分が違っていれば偽物となります。素材・品位が異なると、重さにも影響が出ますが、古銭によっては素材が違っていても重さにさほど影響が出ないものもあります。
素材をチェックするのが本物と偽物を見分けるポイントではありますが、素人では素材を確かめるのはなかなか難しいでしょう。
ですが、それでも素材が違うと手触りでも若干違いがありますし、サビが出ない素材もあるので、そこで見分けることはできます。
【古紙幣】本物か偽物か見分ける”3つのポイント”
古紙幣は古銭に比べれば偽物の数は少ないといわれています。それは、日本の紙幣は偽造防止のために様々な技術が用いられており正確に再現するのは難しいからです。
素人でも以下の3つのポイントで見分けることができます。
【ポイント1】古紙幣の『色・デザイン』を比べる
日本の紙幣はインクの濃淡を細かく調整して、鮮やかで複雑なデザインとなっています。年代が新しくなればなるほど、製造技術が高くなってどの紙幣も同じ色合いになっているものです。
また、絵柄に関しても細かく作られているので、これが偽物を見抜くポイントにもなります。本物と見比べてみると、紙幣全体の色合いがおかしいものやデザインもずれていたりします。
色合いに関してはインターネットに載っている本物と比べるのは難しいですが、デザインなら簡単に比較できるでしょう。
【ポイント2】古紙幣の『透かし』をチェック
日本に紙幣には偽造防止のために透かしが使われています。現在流通している紙幣にも必ず透かしはあります。透かしは非常に高度な技術が用いられており、簡単に再現することはできません。そのため、多くの偽札には透かしが入っていません。
そのため、古紙幣に関しては透かしをチェックするのも本物と偽物を見分けるポイントになります。
ただ、日本銀行券の透かしは明治18年に発行された旧十円札から採用されているので、それ以前の古紙幣には透かしがないので、それで真贋を確かめることはできません。
【ポイント3】古紙幣の『紙質』を確認
日本の紙幣はわしが使われていると思われがちですが、実は和紙と洋紙をブレンドして作られています。これはまさに偽造を防止するための高い技術になります。
当然和紙とも洋紙とも手触りが違うため、紙質をチェックすることで偽札を見抜くことができます。
もちろんこれは感覚的なものなので、誰もがわかるものではありませんが、本物に触れている人ならきっと違いは判るはずです。また紙質が異なれば、持った感触や重さも若干違ってくるでしょうし、色合いも変わってきます。
古銭・古紙幣が本物か偽物か見分けられないなら専門買取業者に依頼する
古銭・古紙幣が本物か偽物かは、いくつかのポイントでチェックできますが、それでもかなり精巧につくられている偽物は見抜けないこともあります。
もし、見分けることができない方は、専門買取業者に依頼してみるのも一つの方法です。専門買取業者に依頼するメリットは以下の通りです。
- 古銭・古紙幣についての詳しい知識がある
- 本物を持っているので見比べることができる
- 本物だとしても、正しい価値で買取してくれる
- 偽物だと思ったら、本物のエラー古銭・古紙幣ということも
ただ、買取業者によっては古銭についてあまり知識がないところもあります。また、素人をだまして安く買取する業者もないとは言い切れませんので、信頼できる古銭専門買取業者に依頼しましょう。
まとめ
古銭や古紙幣は偽物が出回っていますが、いくつかのポイントを把握していれば、素人でもある程度本物と偽物を見分けることができます。
ただ、明らかに偽物とわかるものならいいですが、中には本物のエラー古銭・古紙幣ということも考えられます。
エラー古銭・古紙幣だと、より価値が高いですから偽物だと安易に判断して破棄してしまうのが怖いです。ですので、本当に真贋を確かめるには信頼できる古銭専門買取業者に査定を依頼してみるのがベストです。