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記念硬貨はたくさん発行されていますが、500円記念硬貨や1000円記念硬貨の他にも一万円金貨・硬貨もいくつか製造・発行しています。
一万円金貨・硬貨は販売価格が額面以上となっており、それだけでも高価な硬貨であることは間違いありません。
ただ、一万円金貨・硬貨も種類が多く、額面は同じでも買取価格相場は大きく違ってくることもあります。ここではこれまで発行されている一万円金貨・硬貨の特徴や買取相場についてまとめています。
一万円金貨・硬貨 鑑定・買取・売却ならこの方法がおすすめ |
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買取方法 | 鑑定の正確さ | 高価買取 | 対応地域 |
リサイクルショップ | △ | × | 店舗周辺 |
金券ショップ | △ | △ | 店舗周辺 |
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一万円金貨・硬貨とは?金貨の種類は数多く存在する
一万円金貨・硬貨とは、通常貨幣ではなく記念硬貨として発行される金貨です。流通目的ではなく、一般的にコレクションを楽しむ方のために発行されたものとなります。
一万円金貨・硬貨が初めて発行されたのは、1997年の長野オリンピック冬季競技会記念金貨です。それ以降、数多くの金貨が発行されており、発行枚数はそれぞれ5万枚から20万枚ほどです。
銀行などでは額面通りで使用することが可能ですが、実際に利用する方は皆無でしょう。それは一万円金貨・硬貨は、販売価格が数万円にもなるからです。
過去には10万円金貨もありましたが、額面に対して使用地金が少ないことから偽造金貨が出回ったためです。今の一万円金貨・硬貨は額面よりも高い地金を使用しています。
【全6種類】一万円金貨の買取相場価格と鑑定価値一覧≪画像付き≫
一万円金貨は、平成9年の長野オリンピックの記念硬貨からはじまり、平成27年の東日本大震災復興事業記念硬貨まで、以下の全6種類発行されています。
①【一万円金貨(長野オリンピック冬季競技大会)】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 平成9年・10年 | |
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価値 | C | |
相場 | 約40,000円 | |
素材 | 金 | |
画像出典 | 財務省「記念貨幣一覧」 |
長野オリンピック冬季競技大会記念一万円金貨は、はじめて発行された一万円金貨です。平成9年に第一次・第二次として発行され、翌年の平成10年に第三次として発行されており、それぞれの発行枚数は5万5,000枚です。
現在の価値は額面の約4倍ほどですが、販売価格よりも若干高くなる程度です。
②【一万円金貨(天皇陛下御在位10年)】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 平成11年 | |
---|---|---|
価値 | B | |
相場 | 約80,000円 | |
素材 | 金 | |
画像出典 | 財務省「記念貨幣一覧」 |
平成天皇陛下御在位10年を記念して作られた一万円金貨で、発行枚数は一万円金貨の中で最も多い20万枚となっています。また、量目・直径も発行された一万円硬貨の中で最も大きいサイズです。
発行枚数は多いですが、買取相場価格は最も高い8万円ほどになっており、額面の約8倍、販売価格の約2倍となっています。
③【一万円金貨(2002FIFAワールドカップ)】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 平成14年 | |
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価値 | C | |
相場 | 約50,000円 | |
素材 | 金 | |
画像出典 | 財務省「記念貨幣一覧」 |
アジアで初めてとなる日韓共同開催となった、2002年FIFAワールドカップを記念して作られた一万円金貨です。発行枚数は10万枚で、販売価格は40,000円となっています。
買取相場は額面の約5倍、販売価格よりも高い価格で買取されることが多いようです。また、その他に1000円銀貨、3種類の500円ニッケル黄銅貨も発行され、セット貨幣は若干高く買取されています。
④【一万円金貨(愛・地球博記念)】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 平成16年 | |
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価値 | B | |
相場 | 約60,000円 | |
素材 | 金 | |
画像出典 | 財務省「記念貨幣一覧」 |
2005年に愛知県で開催された日本国際博覧会、愛・地球博を記念して発行された一万円金貨です。発行枚数は7万枚で、販売価格は40,000円となっています。買取価格は額面の約6倍、販売価格よりも高い価格で買取されることが多いようです。
また、その他に1000円銀貨と500円ニッケル黄銅貨も発行されておりセット貨幣は若干高く買取されています。
⑤【一万円金貨(天皇陛下御在位20年記念)】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 平成21年 | |
---|---|---|
価値 | B | |
相場 | 約80,000円 | |
素材 | 金 | |
画像出典 | 財務省「記念貨幣一覧」 |
平成天皇陛下御在位20年を記念して作られた一万円金貨で、発行枚数は10万枚となっています。
また、量目・直径は天皇陛下在位10年記念で発行された一万円硬貨と同サイズで発行された一万円硬貨の中で最も大きいサイズです。
販売価格は8万円で、今のところ買取相場は販売価格とほとんど変わらない状況です。
⑥【一万円金貨(東日本大震災復興事業記念)】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 平成27年 | |
---|---|---|
価値 | B | |
相場 | 約60,000円 | |
素材 | 金 | |
画像出典 | 財務省「記念貨幣一覧」 |
2011年に発生した未曽有の大災害、東日本大震災。その復興事業を記念して作られた一万円金貨で、合計4種類の一万円金貨が発行されています。
発行枚数は4種類合計で4万5,000枚で、販売価格は95,000円です。買取相場は額面の約6倍ほどになっていますが、販売価格よりは下回っている現状です。
一万円金貨を売却&保管するときの『2つの注意点』
500円や1000円程度の記念硬貨は気軽に売買できますし、保管もそれほど重視しない人もいるでしょう。ですが一万円金貨を売却&保管する場合は、以下の2つに注意しましょう。
【売却注意点】一万円金貨の売却益が高額になると課税が必須
記念硬貨は500円や1000円など、手軽に購入できる額面のものが多く、それらを売る際には何の問題もありません。ですが一万円金貨は非常に貴重な硬貨であり、新しい一万円金貨だと10万円近い販売価格のものもあります。
そのため、買取額も非常に高額になることが予想されます。実は金額が1点で30万円を超える場合は課税の対象になってしまうのです。
あくまで1点でということですから、今のところ買取相場が30万円を超える一万円金貨はないので大丈夫です。ただ、今後どれくらいの価値まで上がるのかはわからないでしょう。
また状態によっては相場よりも高く買取することもあるので、今後30万円以上で売れる可能性もゼロではありません。ですので、課税の対象になることは頭に入れておきましょう。
【保管注意点】一万円金貨の正しい保管の仕方
一万円金貨は非常に価値のある硬貨で、販売価格も額面以上と高くなっています。そのため、当たり前ですが正しく保管しておく必要があります。
500円や1000円記念硬貨なら、いくら綺麗に保管していてもそれほど高額にはなりませんが、一万円金貨は傷や汚れが付くと大幅に価値が下がってしまうこともあります。
一万円金貨は販売価格も高いですから、購入した時点で専用ケースに入っています。ですので、基本的にはそのケースから出さずに保管しておくのが望ましいでしょう。
もし、専用ケースがないという時には専用ケースやホルダーに保管しておく方法もあります。もし、専用ケースから出してしまったという場合は、劣化しないうちに信頼できる買取業者に売却してしまうのもいいでしょう。
まとめ
このように、一万円金貨・硬貨は非常に価値が高く、額面よりも高い地金を使用しており、ほとんどが販売価格よりも価値が高くなっています。
今後もますます価値が高まることが予想され、コレクションとしてだけでなく、売却するにもおすすめです。
ただ、今でもかなり価値が高くなっている一万円金貨・硬貨があるため、劣化しないうちに業者に売却するのも一つの方法です。ただ、かなり価値が高いものなので、しっかりと価値がわかる古銭買取業者に売るようにしましょう。