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福沢諭吉1万円札は決して珍しい紙幣ではなく、古銭としての価値はないと思う人もいるでしょう。確かに1つ前のデザインとなるD号券であっても、基本的に額面通りの価値しかないものですし、気づかず使う人もいるはずです。
ただ見慣れている福沢諭吉1万円札でも、紙幣によってはプレミア価格がつくものもあります。ここでは2種類ある福沢諭吉1万円札の特徴と買取相場、そして買取価格がアップする特徴などについてまとめていますので参考にしてみてください。
【早見表】福沢諭吉1万円札の販売・売買価格《まとめ》
福沢諭吉1万円札 | |
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販売店名 | 販売価格(参考) |
Amazon | 不明 |
楽天 | 不明 |
ヤフオク | 1万円~2万円 |
メルカリ | 不明 |
【全2種類】福沢諭吉1万円札の買取相場価格と鑑定価値一覧《画像付き》
①【福沢諭吉1万円札(D号券)】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 1984年~2007年 | |
---|---|---|
価値 | D | |
相場 | 額面通り | |
素材 | 紙幣 | |
画像出典 | wiki「一万円紙幣」 |
福沢諭吉1万円札は見たことがあるが、どこかちょっと違うと感じる紙幣もあるでしょう。それは現在の福沢諭吉1万円札の前に発行された日本銀行D号券です。
D号券の福沢諭吉1万円札は表の肖像画は今の1万円札と同じですが、色合いや枠のデザインは、裏の図柄は異なります。
現在も使用できる1万円札であり、並品はもちろん美品や未使用品であっても鑑定価値は額面通りとなっています。
②【福沢諭吉1万円札(E号券)】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 2004年~ | |
---|---|---|
価値 | D | |
相場 | 額面通り | |
素材 | 紙幣 | |
画像出典 | なし |
福沢諭吉1万円札、正式名称日本銀行券E号券は、まさに現在発行されている1万円札のことです。今出回っている1万円札のほとんどがこの福沢諭吉1万円札E号券であり、珍しいものではありません。
そのため、未使用品であろうと額面通りの価値しかありません。ただ新紙幣が発行されれば徐々に価値が上がっていくことも考えられます。
プレミア価格がつく福沢諭吉1万円札の『4つの特徴』
福沢諭吉1万円札はE号券はもちろんのこと、1つ前のD号券も基本的に額面通りの価値しかありません。ですがその中でもプレミア価格がつく紙幣もあります。ここではプレミア価格がつく4つの特徴をまとめているのでチェックしてみましょう。
【特徴1】エラープリント
紙幣は印刷工程で何らかの原因によりエラープリントされたものも稀にあります。昔の紙幣であればエラープリントもそれなりにありましたが、D号券やE号券となれば印刷技術も格段に上がったことによりエラープリントもほぼありません。
とはいってもまったくないわけではなく、むしろ滅多に出てこないエラープリントの紙幣ということもあり、プレミア価格がつくことは間違いありません。エラープリントはちょっとしたズレが多いのでよくチェックしてみましょう。
【特徴2】福耳つき
紙幣はもともと大きな紙1枚に何枚分も印刷をして、さらに複数枚まとめて裁断し流通するサイズに出来上がります。ですがこの裁断の際に何らかのミスにより裁断されずに折れたままになってしまう紙幣が稀に出てきます。
つまり一般の紙幣のサイズに余分な紙片が付いたままになっているのです。このような状態を福耳といいます。この福耳つきの福沢諭吉1万円札はごくまれにしかでてきませんが、それだけで数十万円ものプレミア価格が付くことがあるのです。
【特徴3】連番やぞろ目の珍しい番号
福沢諭吉1万円札はそれぞれにアルファベットと数字がつけられています。この数字は6桁あり、000001から999999まで99万9,999通りあります。数字によっては連番やぞろ目などの珍しい番号も存在します。
そういった珍しい番号の紙幣だとアルファベットの文字に関わらずプレミア価格がつきます。例えば以下のような番号が高価買取になります。
- 123456や012345などの連続した番号
- 111111や888888などのぞろ目の番号
- 100000や800000などのキリのいい番号
さらにこの中でも777777などの縁起のいい番号だとより高く買取してもらえます。また112233や987654などといった番号も買取店によっては高く買取してくれることもあるでしょう。ですので、福澤諭吉1万円札を使う前にチェックしてみるといいでしょう。
【特徴4】AA券もしくはZZ-Z券
福沢諭吉1万円札には数字の前後にアルファベットがつけられています。AからZまでのアルファベットがつけられているのですが、基本的に前と後ろのアルファベットは対になっているわけではありません。
ですが中には前後のアルファベットが同じになっているものもあり、買取価格は高くなります。例えば以下のようなケースです。
- A******A
- B******B
- CC******C
- ZZ******Z
さらにこの中でもAA券もしくがZZ-Z券となれば、かなりのプレミア価格がつきます。AA券は初期に製造されたことを示す数字であり、ZZ-Z券は最後に製造されたことを示すものだからです。ちなみにAA券とはAA******Aではなく、A******Aになります。
《基礎知識》福沢諭吉1万円札とはどのような歴史や目的で作られたのか
福沢諭吉1万円札は日本初の1万円札となった聖徳太子1万円札に次いで発行された1万円札です。聖徳太子1万円札の発行開始から25年経過したこともあって、偽造防止対策も兼ねて新しい紙幣として登場しました。
福沢諭吉1万円札には視覚障害者でも券種を識別できるように識別マークが施されており、E号券ではさらにホログラムやニ・ホ・ンの文字がシークレットマークとして入れられるなどさまざまな偽造防止技術が施されています。
ちなみにD号券から紙幣の肖像画には文化人が採用されるようになっており、福沢諭吉が選ばれました。
そしてE号券で紙幣の様式が異なったにも関わらず、1万円札だけは福沢諭吉のままとなっており、D号券発行開始の1984年から現在に至るまでの約40年間は1万円札の肖像画が福沢諭吉です。
福沢諭吉1万円札はいつからいつまで発行されたのか
福沢諭吉1万円札はD号券として1984年から発行開始となっています。その20年後となる2004年11月1日に新紙幣へと移行したことにより、福沢諭吉1万円札D号券はその約2年半後となる2007年4月2日で発行が終了しています。
E号券に代わっても1万円札だけは福沢諭吉の肖像画のままなので、D号券が発行されなくなったことは気づいていない人もいます。ただ年々D号券は少なくなっており、今となってはほとんど見ることもなくなっています。
福沢諭吉1万円札の鑑定・売却なら買取専門『バイセル』がおすすめ
福沢諭吉1万円札は、現在の紙幣であるE号券はもちろんのこと、1つ前となるD号券も基本的に額面通りの価値しかありません。ただ珍しい記号番号やエラープリントなどがあれば一気に買取額がアップします。
その場合は買取店によって買取額は変わってきますので、買取してもらう店舗によってはそれほど高く買取してくれない場合もあります。そんな時にはバイセルに売るのがおすすめです。バイセルでは数多くの古銭の買取実績があり、買取相場も把握しています。
ですので、思った以上の価格で買取してくれる場合も多いです。また出張買取や宅配買取も可能ですので、店舗が近くにない人でも全国どこでも対応可能です。査定は当然無料なので気になる人は気軽に査定してもらうといいでしょう。
まとめ
福沢諭吉1万円札はE号券は今でも発行されている紙幣ですし、1つ前のD号券も決して珍しい紙幣でもありません。かといって、すべての福沢諭吉1万円札が額面通りの価値しかないわけではありません。
珍しい記番号のものであったり、エラー紙幣などはかなりの高額で取引されています。ただエラー紙幣は特に気づかずに使ってしまうこともありますから、チェックしてみましょう。そしてもし珍しい紙幣だった場合は、信頼できる古銭買取専門店に査定してもらいましょう。