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【開元通宝】買取価格はいくら?売買価値の相場公開

開元通宝

※当ページには一部広告が含まれています。

かつて日本国内では中国のお金が流通していました。様々な理由からお金そのものを輸入して流通させていたのですが、それをお手本にして独自の貨幣を鋳造したりもしました。

そうした中国のお金の1つが開元通宝です。

唐の時代に作られていた貨幣で、この開元通宝をお手本にして有名な和同開珎が作られたという経緯があります。そこで開元通宝の情報や買取について詳しく見ていきましょう。

▼【画像付】開元通宝の買取相場一覧▼

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目次

開元通宝の買取価格・鑑定価値《平均相場一覧》

開元通宝


As6022014 – As6022014が撮影, CC 表示 3.0, リンクによる

時代 飛鳥時代/621年
価値 D
相場 1,000~9,999円
素材
画像出典 wiki「開元通宝」

では開元通宝の平均的な買取相場を確認しましょう。

  • 状態の良いものだと5000円以上
  • 平均すると2000円程度
  • 希少価値が薄く数百円程度のものもある
  • 鑑定書付きの希少価値があるものだと数万円以上になる

開元通宝は日本国内では1000年以上も流通していた通貨です。そのため数も非常に多いので、見つかることも少なくありません。つまり希少価値としてはさほど高くないのです。

開元通宝とはどんな古銭なのか

黒板に書かれたコイン

開元通宝は中国の唐の時代に作られた古銭の1つです。621年に発行がスタートしたもので、開元通宝という文字が刻印されています。

中国では新しく王朝が成立すると、新しいお金を鋳造する習慣があるのです。つまり唐が成立したことで鋳造されたのが開元通宝になります。

日本国内でも戦国時代を終わらせた徳川家康が江戸幕府を開く時にお金を鋳造していますし、明治政府も新貨条例を発行してお金を流通させています。

ここがポイントちなみに唐そのものは900年代初頭で国として終わります。しかし日本国内では1000年以上の期間流通していたこともあり、非常に多くのバリエーションがあるのです。
  • 16の分類と273の種類がある
  • 中には希少価値の高いものがある

といった特徴も持っています。開元通宝は非常に種類が多いため、素人が見分けをつけるのはほぼ不可能です。そのため買取を利用する前には、専門の業者を利用した方がいいでしょう。

【全7種類】開元通宝のほかに有名な穴銭の買取相場価格と鑑定価値一覧

開元通宝のほかに有名な穴銭「咸豊通宝(かんぽうつうほう)」

咸豊通寳

時代 1851年~1862年
価値 C
相場 100円~10万円以上
素材 不明
画像出典 ヤフオク「咸豊通寳」

開元通宝のように穴が開いている通貨を穴銭と呼んでいます。現行の貨幣で言えば5円玉や50円玉が該当するでしょう。こうした穴銭は他にも多くあるので、咸豊通宝から見ていきます。

  • 清王朝で使われていたのが咸豊通宝
  • 銅銭と鉄銭の2種類がある
  • 買取相場としては1000円~1万円程度
  • 当五・当十・当五十・当百・当千の5種類があり、数が大きいほど価値が高い

以上のような特徴を持っている穴銭です。

開元通宝のほかに有名な穴銭「太平通宝(たいへいつうほう)」

画像なし

時代 平安時代/976年
販売価格 11,000円~
買取相場 1~499円
素材
画像出典 なし

太平通宝も中国の貨幣で、北宋の2代皇帝の時代に鋳造されています。日本で言えば平安時代の頃の話なのですが、古い割には意外と数が残っているそうです。

当時の日本国内では通貨が不足していたことから、多く輸入していたためです。

  • 買取価格は最大で500円程度
  • 状態の良いものだと数千程度になることもある

意外と数が残っていることから、希少価値もさほど高くありません。ただ状態の良いものだと、数千円程度になることもあるでしょう。一般的には数百円程度の買取額です。

開元通宝のほかに有名な穴銭「貞享通宝(じょうきょうつうほう)」

画像なし

時代 江戸時代/1684年
販売価格 不明
相場 10,000~49,999円
素材
画像出典 なし

日本で作られた穴銭としては貞享通宝があります。犬公方とも呼ばれた徳川綱吉の時代に発行されたものです。

正確には1684年なのですが、この年は甲子という政治上で変革が起こるとされた年に当りました。そうした災厄を避ける意味で元号が変更され、そこで発行されたのが貞享通宝になります。

  • 買取額は1万円~5万円程度
  • 美品である場合は5万円以上になる
  • 試鋳銭であるため希少価値がある

以上のような特徴を持っています。

開元通宝のほかに有名な穴銭「朝鮮通宝(ちょうせんつうほう)」

朝鮮通宝

写真:本館撮影、九州歴史資料館 飛び出すむかしの宝物 解説シート

時代 室町時代/1425年
価値 D
相場 500~999円
素材
画像出典 朝鮮通宝

朝鮮通宝は李氏朝鮮の時代に発行されていた通貨です。日本では室町時代になるのですが、渡来銭として見つかることがあります。

ただ当時は物々交換の方が主流であったため、さほど流通はしていなかったそうです。

  • 買取相場は500円~1000円程度
  • 希少価値はあっても買取額は高くない
  • ただ書体の違いなどで数万円程度になる場合がある

希少価値はあっても買取相場が高くないというのが特徴でしょう。

開元通宝のほかに有名な穴銭「慶長通宝(けいちょうつうほう)」

慶長通宝

As6022014, Public domain, via Wikimedia Commons

時代 江戸時代/1606年
価値 B
相場 10,000~49,999円
素材
画像出典 wiki「慶長通宝」

江戸時代の前に流通していたのが永楽通宝です。この永楽通宝にかわって、幕府がスタートした時に鋳造したのが慶長通宝になります。

前段でもお伝えしたように、徳川幕府が世の中を統治したと民衆に知らしめる意味を持つ貨幣です。

  • 買取価格の相場は1万円~5万円程度
  • 製造方法や書体で買取額が違う
  • 最大で10万円程度になる

かなり見分けるのが難しい貨幣なので、もしお手元にあるのなら専門家に鑑定してもらうといいでしょう。

開元通宝のほかに有名な穴銭「元和通宝(げんなつうほう)」

元和通宝

画像引用:コイン散歩道

時代 江戸時代/1617年
価値 B
相場 100,000~499,999円
素材 銀・銅
画像出典 コインの散歩道

古銭の中でも謎に満ちているのが元和通宝です。物は見つかっているのですが、鋳造記録がまったく残っていない貨幣になります。

元和は江戸時代の初期に使われていたものなので、その時代に発行されていたと予測できるのです。しかしそれ以外には記録がないため、どのような貨幣なのかまったくわかっていません。

  • 買取額は10万円~50万円程度
  • 希少価値がかなり高い

現存する枚数も少ないため、非常に高額で取引されています。

開元通宝のほかに有名な穴銭「寳永通寳(ほうえいつうほう)」

寳永通寳

As6673, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

時代 江戸時代/1708年
価値 C
相場 1,000~9,999円
素材
画像出典 wiki「宝永通宝」

時代江戸時代/1708年価値C相場1,000~9,999円素材銅画像出典wiki「宝永通宝」

江戸時代中期に発行されたのが寳永通寳です。裏面には永久世用と刻印があるのですが、1年しか流通していないという皮肉のきいた貨幣として有名でしょう。比較的に新しい古銭であるため、美品が見つかることもあります。

  • 買取相場は1000円~1万円程度
  • 寳と永の書体によって価値が違ってくる

意外と美品が見つかることもることから、希少価値としてはさほど高くありません。ただ書体によって価値が違ってくるものなので、専門家に鑑定をしてもらうのがおすすめです。

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まとめ

開元通宝

古銭の1つである開元通宝の買取情報などを集めてみました。開元通宝は中国の唐の時代に発行された貨幣になります。

1000年という長い間にわたって流通していたものなので、非常に沢山の種類があるのが特徴です。

状態の良いものほど高値で取引されるのですが、希少な書体であったりするとより高額での買取になるでしょう。古い貨幣ではあるのですが長年流通していたこともあり、希少価値そのものはさほど高くありません。

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