古銭鑑定団

穴銭古銭の中でも人気『長崎貿易銭』買取価格相場【まとめ】

長崎貿易銭
古銭の種類

穴銭古銭の1つに長崎貿易銭、と呼ばれるものがあります。

ご存じの方も多いでしょうが、江戸時代に長崎は外国との唯一の貿易港として栄えました。その長崎で使われていた通貨になります。

この長崎貿易銭は古銭としても、人気の高いものです。希少な価値を持つものもあり、中には数万円単位で取引されるものもあります。こうした長崎貿易銭の買取相場について、詳しく紹介をしていきます。

『長崎貿易銭』とはどんな貨幣?

元豊通寳
(画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/長崎貿易銭)

長崎貿易銭は、先述したように貿易する時に使われたものです。中国銭の模造品でもあるのですが、元はオランダから江戸幕府について鋳造の依頼がありました。

当時の中国では王朝の交代期で、銅貨がかなり不足していたそうです。

つまり、オランダの商人は銅貨を大量に持ち込むことで、有利に貿易できるのではと考えたのです。当時の日本では寛永通宝が流通していました。

ここがポイント国外への持ち出しが禁止でした。そのため模造品とも言える、長崎貿易銭が鋳造されたのです。

偽造された貨幣なのかと言えば、そうでもありません。日本では鋳型の元になるものから作り、中国銭を使用していないのです。

厳密には正式な貨幣ではありませんが、時代的に区別されずに使われていたみたいです。

特に中国では歓迎されていた向きもあり、歴史的に見ても価値のあるものが多いです。日本では正式に流通していなかったものの、中国や東アジアでは流通していた不思議な通貨だとも言えるでしょう。

長崎貿易銭の価値と買取相場は?

調査・鑑定

長崎貿易銭には、大きく7つのバリエーションがあります。

  • 元豊通宝
  • 天聖元寳
  • 祥符元寳
  • 嘉祐通寳
  • 熈寧元寳
  • 紹聖元寳
  • 治平元寳

この7つにそれぞれまたバリエーションがあり、買取価格も違ってきます。

歴史的に見ても貴重なものですが、広く流通していたものだけに、現存する数そのものは少なくありません。そのため買取相場もそこまで高くないのです。

安いものだと数百円、高いものでも数千円程度が、一般的な相場だと言っていいでしょう。

ここがポイント希少価値のある美品などが見つかれば、その限りではありません。そのため専門的な知識を持つ人に、鑑定をしてもらった方がいいでしょう。

金銭的な価値以外の、歴史的な価値もあります。ただ、それはお金とは直結しない部分で、コレクターが多い理由でもあるのです。

少し不思議な貨幣である長崎貿易銭は、いろんな意味で魅力的なものだと言えます。

人気のある長崎貿易銭一覧と相場情報

人気のある長崎貿易銭を一覧と相場の情報を紹介していきましょう。

紹聖元寳(しょうせいげんぽう)

紹聖元寳 時代 江戸時代/1659年
価値 D
相場 500~999円
素材
画像出典 wiki「長崎貿易銭」

オリジナルの紹聖元寳は、北宋時代に鋳造されたものです。その貨幣を元にして、長崎貿易銭が鋳造されました、オリジナルには、行書体と篆書体の2つがあります。

しかし、長崎貿易銭として鋳造されたものは、篆書体もののみになります。

古銭として価値が高いものですが、買取相場は500円から1000円程度に落ちつくことが多いでしょう。

ここがポイント質の高いものではなく、美品として残っているものが少ないからです。仮に状態の良いものであれば、もう少し価値が高くなるでしょう。

長崎貿易銭の中では、価値がそこまで高いものではありません。ただ、紹聖元寳を売るのなら専門家に依頼すべきです。

下手に売ってしまうと、損をする可能性が高いでしょう。仮に相場通りの価格でも納得できるはずです。

天聖元寳(てんせいげんぽう)

天聖元寳 時代 江戸時代/1659年
価値 C
相場 1,000~9,999円
素材
画像出典 wiki「長崎貿易銭」

天聖元寳のオリジナルは宋のものです。銘は利用しましたが、そのまま鋳造したわけではありません。

日本国内で新しく鋳型を作って、国産の銅で作られた歴史があります。希少価値としては、長崎貿易銭の中では高い方に入るでしょう。

ここがポイント天聖元寳の買取相場は宋で作られた宋銭か、長崎貿易銭であるのかで大きく変わります。

買取相場としては、1000円から10000円程度になります。数百円程度の相場が多い中では、高い方に入るはずです。

ただ、この天聖元寳でもそうですが、状態の良い美品であれば、さらに価値が高くなります。

ただ、知識のない素人で見分けがつくものではありません。そのため専門の業者に、鑑定を依頼した方がいいでしょう。

祥符元寳(しょうふげんぽう)

祥符元寳 時代 江戸時代/1659年
価値 C
相場 1,000~9,999円
素材
画像出典 wiki「長崎貿易銭」

祥符元寳もまた宋銭がオリジナルのものです。ただし、他の長崎貿易銭と同じく、鋳型が国内で作られたものになります。

既存の宋銭と同じデザインで、希少価値としてはそれなりのものです。ただ日本産と中国産で価値が大きく変わります。

買取相場は1000円から10000円程度でしょう。古銭としては、それなりの価値があります。

ここがポイント多く流通していた長崎貿易銭ですので、数もそれなりにある穴銭古銭の1つです。ただ、素人では見分けがつかないものでもあります。

仮に祥符元寳が手元にあるのなら、専門の業者に鑑定をしてもらいましょう。状態の良い美品であれば、相場以上での買取も難しくありません。

古銭は知識がないと高い買取は不可能です。そのためにも古銭商を利用するのがお勧めです。

熈寧元寳(きねいげんぽう)

熈寧元寳 時代 江戸時代/1659年
価値 C
相場 1,000~9,999円
素材
画像出典 wiki「長崎貿易銭」

熈寧元寳は宋銭がオリジナルになります。書体も楷書体と篆書体の2つがありますが、宋銭か日本銭かは見分けがつかないほど、そっくりに作られています。

ただ、鋳型は国内で作られたものなので、その精度の高さがうかがえるでしょう。

この熈寧元寳もまた日本産か中国産かで価値が変わってきます。買取相場として、は1000円から10000円です。

ここが注意

見た目だけでは判断がつかないので、専門の業者に鑑定を依頼すべきだと言えます。

古銭としての価値は、そこそこです。高くもなければ低くもない、といったところでしょう。ただ、状態の良いものなら高値がつく可能性もあります。

意外とでてくることも多いので、見つかったら古銭専門の業者を利用してください。

治平元寳(じへいげんぽう)

治平元寳 時代 江戸時代/1659年
価値 B
相場 1,000~9,999円
素材
画像出典 電脳古銭譜「治平元宝」

長崎貿易銭は古銭穴銭の中でも、希少価値のあるものです。現存数が少ないことがその理由でしょう。

他の長崎貿易銭と同じく、素人では宋銭か日本銭かの区別はつきません。このどちらかで価値が変わってくるので重要なポイントです。

買取相場としては1000円から10000円くらいになります。希少価値がある割には、他の長崎貿易銭と変わらない相場だと思う人も多いでしょう。

ここがポイント現存数が少ないことにあわせて、美品も多くありません。

状態が良ければ相場以上の価格がついても、おかしくないです。ただ、状態の悪さから金銭的な価値がそこまで伸びていません。

希少価値や需要があるのは本当なので、手に入れた時には古銭商に持ち込んでみてください。

嘉祐通寳(かゆうつうほう)

嘉祐通寳 時代 江戸時代/1659年
価値 C
相場 1,000~9,999円
素材
画像出典 wiki「長崎貿易銭」

既存の宋銭の銘をそのまま使っている嘉祐通寳は、長崎貿易銭でも価値があります。ただし、その価値は日本産か中国産かで大きく変わるそうです。

ここがポイント銅銭ということもあり、江戸時代に作られたものですが、状態の良いものが多くありません。

そのため買取相場としては1000円から10000円程度で、落ちついています。買取価格そのものは高くありませんが、美品ならばその限りではありません。正確な価値を判断するのは素人では無理です。

もし手に入った時には、きちんとした業者に鑑定をしてもらいましょう。古銭商であれば、国産か中国産かのどちらかを見分けることもできます。

そのため正確な買取額をつけてくれるはずです。汚れているからと、下手に売らない方が賢明でしょう。

元豊通寳(げんぽうつうほう)

元豊通寳 時代 江戸時代/1659年
価値 D
相場 500~999円
素材
画像出典 wiki「長崎貿易銭」

北宋時代に作られたのがオリジナルです。新しく日本国内で鋳型を製造し、国内の銅を使って鋳造されました。

そのため比較的に見分けがつきやすい長崎貿易銭の1つです。ただ、素人では見分けがつかないでしょう。

オリジナルと同様に3つの書体が用意されました。

  • 隷書
  • 行書
  • 篆書

この内のいずれかが刻印されているかで、大きく価値が変わってくるでしょう。また、他の長崎貿易銭と同様に、国産と中国産とでも違ってきます。

こうした違いをしっかりと見分けるためにも、専門家へ鑑定の依頼をしましょう。

換金をするにしても正確な知識でもって、買取相場とあわせた査定をしてくれるからです。下手に売る場所を選んでしまうと、10000円単位で損をする可能性もあるでしょう。

古銭買取で注意すべきポイント

ポイントと書かれた紙を指差す

古銭穴銭はどこで売るのがいいのでしょうか。そもそも多くの人が、古銭に触れることはありません。

希に見つかることがあっても、その価値を正確に把握するのは難しいです。そのためしかるべきところに売るのが大切だと言えます。

そこで注意すべきポイントをまとめましょう。

  • 古銭買取は専門の業者を利用する
  • 複数の業者に依頼をする

古銭買取をする時に注意すべきは、この3つです。まず古銭買取は専門の業者に依頼をするのは当然でしょう。

基本的に古銭は正しく価値を見るためには、豊富な知識が必要です。知識のない人では正確な判断ができません。

ただし、1つの業者ではなく、複数の業者に依頼をしてみるべきでしょう。業者によって買取額が違うからです。最近だと自宅まで出張査定してくれる業者も少なくありません。

天保通宝を売るなら買取専門店がおすすめ

鑑定してもらっている夫婦

天保通宝は穴銭の中でも、見極めが非常に難しいものです。骨董市などでも良く見かける小判型の穴銭になります。

それだけ流通しているので、価値そのものは高くありません。買取相場としては200円から500円ほどが一般的です。

しかし、実は天保通宝の中にはレアのものがあるのです。一般的な相場とはかけはなれた価値がつきます。それは偽金と呼ばれるものです。

ここが注意

素人では簡単に見分けることができません。

比較的に簡単に手に入る古銭の1つですから、一攫千金をかけて手に入れる人も少なくないほどです。ただ、正確な価値は素人では分かりません。そのため古銭の買取専門店を利用しましょう。

古銭の買取専門店であれば、鑑定士がしっかりと査定をしてくれます。では、まとめましょう。

  • 天保通宝は価値が様々
  • 中にはレアものがあり、高額で取引される
  • 素人では見分けがつかない
  • 正確な価値は買取専門店を利用すべき

以上が、天保通宝を売るために注意するポイントです。

まとめ

長崎貿易銭
(画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/長崎貿易銭)

穴銭古銭の中で人気があるのが、長崎貿易銭です。長崎貿易銭はオランダから要請があって、輸出用に鋳造されたものになります。

正規の貨幣ではありませんが、歴史的にみても面白い通貨なので、需要があります。

ここが注意

既存の中国の貨幣をモデルにして作られた経緯から、素人では見分けるのが難しいです。

買取相場としては、そう高くはありません。数百円から10000円くらいがほとんどです。ただし、中にはそれ以上のものもあるのです。

そのため長崎貿易銭を手に入れた時には、必ず専門の業者に鑑定を依頼しましょう。

古銭の世界は知識や経験がなければ、正確な買取額が提示できません。適当に売却すると、大きく損をするかもしれないので注意しましょう。

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