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【全15種類】清朝銭の買取価格いくら?鑑定価値&売買相場《まとめ》

(画像出典:ヤフオク)

※当ページには一部広告が含まれています。

古銭というのは日本国内に限った話ではありません。実はお隣の国である中国の古銭も高い人気があります。そもそも江戸時代より前は中国で使われているお金を輸入して、日本でも使っていたほどです。

ここでは中国の古銭の中でも非常に種類が多い、清朝銭について調べてみました。清朝は1644年~1912年まで中国やモンゴルを統一していた王朝になります。

その時代時代で様々な貨幣が製造されていて、コレクターの間でも人気があるのです。

目次

【早見表】清朝銭の売買価格・販売相場《まとめ》

清朝銭
販売店名 販売価格(参考)
Amazon 不明
楽天 4,400円
ヤフオク 不明
メルカリ 1,000円~5,000円
ここがポイント上記の販売価格はレプリカなども含んでいます。あくまで参考程度にしておいてください。

【全15種類】清朝銭の買取相場価格と鑑定価値一覧《画像付き》

では清朝銭の買取価格相場やその特徴などを見ていきます。ここでは代表的な15種類を紹介しましょう。正確に言えば、さらに多くの種類が発行されているので、あくまでも一部のものとなります。

【全15種類】清朝銭の買取相場価格と鑑定価値一覧

①【天命通寳(てんめいつうほう)】鑑定価値と買取相場価格

(画像出典:ヤフオク) 時代 1616年
価値 C
相場 数百円~10万円程度
素材 不明
画像出典 ヤフオク「天命通宝」

清朝銭の中でも最も古いものが、天命通寳になります。清という国が起こったのは中国の北方にある満州です。この天命通寳はまだ北京に進出する前の貨幣になるので、歴史的な価値があると言っても良いでしょう。

  • 買取価格は数百円~10万円程度
  • 状態によってはさらに高値がつく
  • 他にも天命皇宝の満文という種類もある

1616年に発行されたとされる貨幣です。最も古いものであるため、状態によってはかなりの高値がつくかもしれません。

②【順治通寳】鑑定価値と買取相場価格

(画像出典:ヤフオク) 時代 1644年~62年
価値 C
相場 数百円~10万円程度
素材 不明
画像出典 ヤフオク「順治通寳」

1644年~62年の間に発行されていた清朝銭が順治通寳です。順治通寳の古いものは清朝が拠点を、北京に移す前のものもあります。他にも北京の工房で鋳造されていたのですが、非常に多くの種類が確認されているのです。

  • 買取価格は数百円~10万円程度
  • 種類によっては高値がつく可能性もある

順治通寳はとにかく種類が多く、表面の順治通寳という文字こそ共通ですが、どこで作られたのかなどで分類されます。そのため必ずプロに鑑定してもらいましょう。

③【康熈通寳】鑑定価値と買取相場価格

康熈通寳 時代 1662年~1723年
価値 C
相場 数百円~10万円以上
素材 不明
画像出典 ヤフオク「康熈通寳」

清朝銭の中でも有名なのは康熈通寳です。清朝初期に作られたものですが1662年~1723年まで発行されていました。中国の各地で鋳造されていたことから、非常に多くの種類があります。

  • 買取価格の相場は数百円~10万円以上
  • 種類が多いため市場価値がばらばら

康熈通寳も市場価値がほぼないものから、高値がつくものまで幅広くあります。素人では鑑定ができないので、オークションなどに安易に出品しない方が良いでしょう。

④【雍正通寳】鑑定価値と買取相場価格

雍正通寳 時代 1723年~1736年
価値 C
相場 数百円~10万円以上
素材 不明
画像出典 ヤフオク「雍正通寳」

雍正通寳は1723年~1736年に発行されていた清朝銭です。こちらも中国の各地で鋳造されていたため、数十種類ほど見つかっています。とにかく種類が多いので、雍正通寳の文字が分かれば古銭商で鑑定を受けてください。

  • 買取価格は数百円~10万円以上
  • 中には希少価値の高いものもある

ほとんどが数百円クラスの買取価格でしょうが、中には10万円を超える価値がつくケースもあります。

⑤【乾隆通寳】鑑定価値と買取相場価格

乾隆通寳 時代
価値 C
相場 数百円~10万円以上
素材 不明
画像出典 ヤフオク「乾隆通寳」

清朝の皇帝として有名な乾隆帝の時代に発行されていたのが、乾隆通寳になります。この乾隆通寳も非常に多くの種類が発行されました。素人では簡単に見極めができない清朝銭の1つでしょう。

  • 買取価格相場は数百円~10万円以上
  • 希少価値の高いものもある

数十種類もの貨幣があるため、乾隆通寳も買取を考えているのなら専門家に任せるべきです。素人が独自に判断してオークションに出すのはやめましょう。

⑥【嘉慶通寳】鑑定価値と買取相場価格

嘉慶通寳 時代 1796年~1821年
価値 C
相場 100円~10万円以上
素材 不明
画像出典 ヤフオク「嘉慶通寳」

1796年~1821年まで発行されていたのが嘉慶通寳です。嘉慶通寳もとかく種類が多い貨幣になります。広い領土を治めるためには仕方のないこととは言え、数十種類もの貨幣があるので、素人では価値の見分けがつきません。

  • 買取相場は100円~10万円以上
  • 状態などによっては10万円以上つく場合もある

古い時代の貨幣に分類されるので、あまり状態の良いものが残っていません。もし状態の良いものが見つかれば、10万円以上の値段がつく可能性もあるでしょう。

⑦【道光通寳】鑑定価値と買取相場価格

道光通寳 時代 1821年~1851年
価値 C
相場 100円~10万円以上
素材 不明
画像出典 ヤフオク「道光通寳」

1821年~1851年まで発行されていた清朝銭が道光通寳になります。中国各地で鋳造されていたため、非常に多くの種類があります。希少性としてはさほど高くありません。ですが中には希少価値の高いものもあるそうです。

  • 買取価格は100円~10万円以上
  • 10万円以上の価値がつくケースもある

保存状態などが良ければ、数万円の価値がつくものもあります。ただし素人が見分けるのは難しいでしょう。

⑧【咸豊通寳】鑑定価値と買取相場価格

咸豊通寳 時代 1851年~1862年
価値 C
相場 100円~10万円以上
素材 不明
画像出典 ヤフオク「咸豊通寳」

1851年~1862年に発行された清朝銭が咸豊通寳になります。清朝の後期に入ってくるため、比較的に状態の良いものも見つかっているのが特徴です。ただ希少価値が高いものもあるので、プロに鑑定してもらいましょう。

  • 買取価格は100円~10万円以上
  • 希少価値が高いものもある

咸豊通寳も数十種類の発行があるので、希少価値があるかどうか古銭商などで確認した方がいいです。

⑨【同治通寳】鑑定価値と買取相場価格

同治通寳 時代 1862年~1875年
価値 C
相場 数百円~10万円以上
素材 不明
画像出典 ヤフオク「同治通寳」

同治通寳は1862年~1875年まで発行された清朝銭です。中国各地で鋳造されていたもので、場所によっては状態の悪いものも少なくありません。そのためもし美品で見つかったのなら買取額に期待できるでしょう。

  • 買取相場は数百円~10万円以上
  • 中には希少価値が高いものもある

運が良ければ10万円以上の価値がつく、同治通寳であるかもしれません。ただ素人では鑑定するのは不可能でしょう。

⑩【光緒通寳】鑑定価値と買取相場価格

光緒通寳 時代 1875年~1908年
価値 C
相場 100円~10万円以上
素材 不明
画像出典 ヤフオク「光緒通寳」

光緒通寳は1875年~1908年まで発行されていた清朝銭です。清朝でも最後期にあたるもので、比較的に状態の良いものが見つかっています。中には希少価値が高いものもあり、買取希望なら専門家に見てもらいましょう。

  • 買取価格は100円~10万円以上
  • 中には10万円以上の価値がつくものもある

清朝銭の中では比較的に状態の良いものも多いですが、すべてではありません。種類が非常に多いので、もし手元にあるのなら自分で判断しない方がいいでしょう。

⑪【宣統通寳】鑑定価値と買取相場価格

宣統通寳 時代 1909年~1912年
価値 C
相場 100円~10万円以上
素材 不明
画像出典 ヤフオク「宣統通寳」

1909年~1912年まで発行されていたのが宣統通寳となります。清朝銭としては最後の発行になったものです。各地で鋳造されていましたが、その種類は他のものほど多くはありません。

  • 買取価格相場は100円~10万円以上
  • 希少価値が高いものが見つかる可能性もある

清朝銭最後の貨幣になるのですが、買取価格としては他とあまり変わりません。ただ希少価値があるかどうかは、プロに判断してもらってください。

⑫【太平天国】鑑定価値と買取相場価格

太平天国 時代
価値 C
相場 100円~10万円以上
素材 不明
画像出典 ヤフオク「太平天国」

太平天国は私鋳銭の1つです。清朝の末期に起こった太平天国の乱で、南京付近で鋳造されていた貨幣になります。清朝が発行したものではなく、太平天国で使用されていたものだと考えてください。

  • 買取相場は100円~10万円以上
  • 偽物やレプリカなどが出回っている

比較的に有名な私鋳銭であるため、偽物やレプリカが出回っています。そのため手元にあるのなら必ず専門家に確認を取りましょう。

⑬【回文銭】鑑定価値と買取相場価格

画像なし 時代 1800年代後半
価値 C
相場 100円~10万円以上
素材 不明
画像出典 不明

太平天国と似たような私鋳銭の1つが回文銭です。1800年代の後半に新疆でラーシーディーンという人物が清朝に反旗を翻します。この時に発行されたものが回文銭です。歴史的にはラーシーディーンの紅銭とも呼んでいるそうです。

  • 買取相場は100円~10万円以上
  • アラビア文字やアラビア数字が書かれている

基本的に古銭市場には数多く出回っているので、さほど希少価値は高くありません。ただ状態次第では高値をつける可能性はあります。

⑭【八花弁】鑑定価値と買取相場価格

画像なし 時代 不明
価値 C
相場 100円~10万円以上
素材 不明
画像出典 不明

八花弁は清朝銭の中でも銅弊になります。光緒の時代に湖北省にて鋳造されていたものです。あまり状態の良いものは現存していませんので、保存状態次第では高値がつく可能性が高いでしょう。

  • 買取価格の相場は100円~10万円以上
  • 保存状態次第では高値がつく

基本的に清朝銭は銀で作られた銀銭が多かったのですが、少ない数で銅弊が作られているのです。珍しい部類に入りますが、基本的な価値はそこまで高くありません。

⑮【背縁五弁花】鑑定価値と買取相場価格

画像なし 時代 不明
価値 C
相場 100円~10万円以上
素材 不明
画像出典 不明

背縁五弁花も清朝線の1つですが、こちらも銅弊になります。同じく光緒の時代に使われていたもので、こちらは湖南省で鋳造されていたものです。こちらもさほど状態の良いものは残っていません。

  • 買取価格は100円~10万円以上
  • 保存状態次第では高値がつく

手元に背縁五弁花らしきものがあるとしても、素人では判断をつけられないでしょう。そこでオークションなどには出品せず、プロの鑑定士に任せるべきです。

清朝銭とは~種類が豊富な古銭~

(画像出典:ヤフオク)

(画像出典:ヤフオク)

最後に清朝銭とはどういうものかを見ていきましょう。清朝で主に使われていた貨幣をまとめて、清朝銭と呼びます。清は満州に住んでいた一族が起こした王朝になります。そのため満州文字が刻印されているのが特徴です。

清朝銭であると判断するのは難しくありませんが、いかんせん種類が多すぎるのでどれに該当するのか素人では判断できないでしょう。

ここがポイントちなみに順治通寳からは満州のものというよりは、歴代の中国王朝で使われていた貨幣に準じた形になっていきます。

ただ清朝も末期に入ってくると、各地で反乱が起きるようになります。太平天国の乱や、ラーシーディーンによる反乱が有名でしょう。

そうした反乱がきっかけとなって私鋳銭も生まれてくるのです。結果としてさらに多くの種類の貨幣が使われるようになりました。

まとめ

(画像出典:ヤフオク)

(画像出典:ヤフオク)

清朝銭についてのまとめでした。清朝銭は長期間中国やその周辺地域を支配していたこともあり、その貨幣の種類は非常に多いのが特徴の1つです。

同じ時代であっても支配地域各地で鋳造されていたため、1つ1つ特徴が異なっています。そのため買取価格の相場は非常に幅広いものとなるのです。

安いものだと100円~数百円程度でしょう。ですが希少価値の高いものだと数万円~10万円以上のものもあります。ただレプリカや偽物も多いので、取引には十分注意してください。

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