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金貨は古銭買取でも人気の高いジャンルの1つです。ただ金貨と一口にいっても大きくは2つの種類があります。現在は発行されていないアンティークな金貨と、現行で発行されている金貨です。
ここでは現在発行されている金貨の中でも、人気の高いウィーン金貨について見ていきましょう。
オーストリアが発行する金貨で、世界三大金貨の1つでもあります。そんなウィーン金貨の買取相場などを調べてみました。
ウィーン金貨とはどんな貨幣なのか
オーストリア造幣局が1989年から毎年発行しているのがウィーン金貨です。ヨーロッパで発行されている金貨の中では、唯一の純金製となります。その品質と重量についてはオーストリア政府が保証しているのが特徴です。
オーストリアの首都であるウィーンは音楽の都とも呼ばれています。その名のとおりにウィーン金貨のデザインは楽器です。表面にはフィルハーモニー管弦楽団の本拠地にあるパイプオルガンになります。
裏面には6種類の還元楽器がデザインされていて、その美しさには定評がある金貨です。
- 1オンス
- 1/2オンス
- 1/4オンス
- 1/10オンス
と4つの種類が発行されています。この他にも限定で発行された記念金貨もあるのですが、そちらは現在入手するのがかなり困難です。
【プレミア】ウィーン金貨ハーモニー発行25周年記念金貨セット(限定版)
1989年の発行から人気の高いウィーン金貨ですが、25周年を記念して2014年に限定板となる記念金貨セットが発売されています。
- 最高水準となるプルーフ品質
- 5000セット限定
プルーフ品質というのは金貨の表面を鏡のように磨いた仕様のことです。主に記念金貨で使われている手法で、より観賞用になっていると言えるでしょう。また僅か5000セットしか発行されていないことで、希少価値が非常に高いです。
1枚1000オンスのウィーン金貨とは
ウィーン金貨が限定で販売された特殊な仕様は2つあります。1つは前段でお伝えした25周年記念のもので、もう1つが1枚1000オンスの巨大な金貨です。
- 15周年記念に2004年に発行されている
- 15枚のみの発行
- 当時の金の価値だけで約1億7000万円
という特殊なコインです。直径で37cm・重さが約31kgという巨大な金貨で、個人で所有する人は少ないかもしれません。ちなみに日本では貴金属業界の老舗である田中貴金属工業が所有しています。
【早見表】ウィーン金貨の売買価格・販売相場《まとめ》
ウィーン金貨 | |
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販売店名 | 販売価格(参考) |
Amazon | 43,500円~ |
楽天 | 36,800円~371,000円 |
ヤフオク | 1950円~311,000円 |
メルカリ | 1500円~175,000円 |
【全4種類】ウィーン金貨の買取価格・鑑定価値《平均相場一覧》
では現在でも入手できるウィーン金貨の買取相場を見ていきましょう。ウィーン金貨は知名度・信頼度ともに高いものなので、市場でも流通させやすいのが特徴です。ただここでの相場は飽くまでも目安と考えてください。
①【1オンス】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 1989年~ |
---|---|
価値 | B |
相場 | 約25万円前後 |
素材 | 金 |
画像出典 | メルカリ |
ウィーン金貨は地金型金貨の1つです。地金型金貨とは金としての価値があるもので、買取でも当然考慮されます。
ほぼ金の買取価格と連動するので、売却するのならタイミングを見た方がいいでしょう。
- 2022年の7月時点では約25万円前後
- 業者によっては価値が上乗せされることもある
ウィーン金貨を売却するのなら金貨の専門店や、古銭買取業者などのような知識がある店舗がおすすめです。
②【1/2オンス】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 1989年~ |
---|---|
価値 | B |
相場 | 約12万5000円前後 |
素材 | 金 |
画像出典 | 不明 |
1/2オンスのウィーン金貨の買取にも同じことが言えます。金の買取相場と連動しているのがポイントになるでしょう。
- 2022年7月の時点では約12万5000円前後
- 買取相場としては若干下がっている
詳しくは金の買取相場を見るといいのですが、若干下がっている状況なので暫くは様子見をした方がいいかもしれません。
高額での買取を目指す場合は専門の業者を利用しましょう。
③【1/4オンス】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 1989年~ |
---|---|
価値 | C |
相場 | 6万2500円前後 |
素材 | 金 |
画像出典 | 不明 |
1/4オンスのウィーン金貨の買取相場も確認しましょう。
- 2022年7月時点では6万2500円前後が平均的な相場
- 状態によっては買取額が下がることもある
他の重さのウィーン金貨でも言えることですが、状態が悪い金貨については買取額が下がってしまいます。
特に純金製の金貨は柔らかいので取り扱いに気をつけないと、すぐにキズがついてしまうでしょう。そのため保管には注意してください。
④【1/10オンス】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 1989年~ |
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価値 | C |
相場 | 約2万5000円前後 |
素材 | 金 |
画像出典 | 不明 |
最後に1/10オンスのウィーン金貨についても見ておきましょう。
- 2022年7月時点での平均的な買取相場は約2万5000円前後
- 金貨の買取は専門店がおすすめ
- 複数の店舗で比較するのがおすすめ
ウィーン金貨のように人気のあるものだと、複数の店舗で買取査定をしてもらうといいでしょう。金の相場が重視されますが、それだけが評価の対象ではないからです。
店舗によって買取額が違うはずなので、高値をつけてくれたお店と取引しましょう。
ウィーン金貨を売買相場より高く売るなら『バイセル』
まとめ
ウィーン金貨の買取相場などについての情報でした。オーストリアが発行している金貨がウィーン金貨になります。
ヨーロッパで発行されている金貨では、初となる純金製です。そのため地金型金貨としての人気があります。
世界三大金貨の1つとも呼ばれるほど、高い知名度と人気を誇っている金貨です。そのため日本でも流通させやすいので、売却でも買取額に期待が持てるでしょう。
ただし希少価値などはないため、金の買取相場と状態が重視されます。
繰り返しになりますが、ウィーン金貨を売却する場合は買取相場を熟知し、鑑定力がない買取業者だと安く買い叩かれてしまいます。当編集部では人気の古銭買取店20社以上比較し、以下の記事ではランキング5社に厳選しました。売却前には必ずご覧ください。
ウィーン金貨以外の海外金貨・硬貨一覧 平均買取相場まとめ |
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海外金貨・硬貨一覧 | 平均買取相場 |
ヴァージン諸島硬貨・記念コイン | 500円~7万円 |
アメリカ金貨 | 1円~50万円 |
カナダ金貨 | 6000円~10万円 |