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クルーガーランド金貨は南アフリカで世界初の地金型金貨として発行された金貨です。日本でも人気がある金貨ですので、クルーガーランド金貨をお持ちの方も少なくないでしょう。
金の価格が高騰している今、クルーガーランド金貨を売りたいと思っている人もいるかもしれません。
ここではクルーガーランド金貨はどのような特徴を持つ金貨なのか、そして現在の買取価格について解説しています。
またクルーガーランド金貨以外の地金型金貨についてもまとめているので参考にしてください。
クルーガーランド金貨とはどんな金貨なのか
クルーガーランド金貨とは南アフリカ共和国で発行されている地金型金貨です。世界初の地金型金貨として世界中で注目を浴び、日本でもブームになりました。クルーガーランド金貨の特徴は以下の通りです。
発行開始年 | 1967年 |
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品位 | K22(金/約91.67% 銅/約8.33%) |
表面デザイン | 元大統領ポール・クルーガーの肖像、SOUTH AFRICAの文字 |
裏面デザイン | スプリングポップ、KRUGERRANDの文字、製造年、金の質量 |
地金型金貨は発行されているほとんどが純度99.99以上の純金ですが、クルーガーランド金貨は銅が約8.33%含まれているため、他の金貨よりも赤みがあるのが特徴です。
【全4種類】クルーガーランド金貨の買取価格・鑑定価値《平均相場一覧》
クルーガーランド金貨は1967年に1トロイオンスが作られ、その後1980年にそれよりも質量の小さな3種類の金貨が発行され、全部で以下の4種類があります。いずれも品位はK22となっています。
①【1/10oz】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 1892年~1900年 |
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価値 | D |
相場 | 15000円(22金相場×重量) |
素材 | 金916,銅84 |
画像出典 | wiki「クルーガーランド金貨」 |
②【1/4oz】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 1892年~1900年 |
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価値 | D |
相場 | 35000円(22金相場×重量) |
素材 | 金916,銅84 |
画像出典 | 不明 |
③【1/2oz】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 1892年~1900年 |
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価値 | D |
相場 | 70000円(22金相場×重量) |
素材 | 金916,銅84 |
画像出典 | 不明 |
④【1oz】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 1892年~1900年 |
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価値 | D |
相場 | 150000円(22金相場×重量) |
素材 | 金916,銅84 |
画像出典 | 不明 |
クルーガーランド金貨以外の地金型金貨
地金型金貨とは投資を目的として発行している金貨です。クルーガーランド金貨は世界で初めて発行された地金型金貨ですが、その後以下のようにいろいろな国で地金型金貨が発行されています。
①アメリカの「イーグル金貨」
時代 | 昭和時代/1986年 | |
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価値 | B | |
相場 | 100,000~499,999円 | |
素材 | 金 | |
画像出典 | なし |
イーグル金貨は表面に自由の女神の立像、裏面にアメリカの国鳥であるイーグルが描かれています。
実際、イーグル金貨はそれ以前の1795年から10年間10ドル金貨が発行されていますが、現在イーグル金貨というと1986年以降に発行された地金型金貨となります。
②オーストラリアの「カンガルー金貨」
時代 | 1986年~ |
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価値 | B |
相場 | 24万円から26万円 |
重量 | 31.1g |
画像出典 | 不明 |
カンガルー金貨はその名の通り裏面にカンガルーがデザインされ、表面にはエリザベス女王2世が描かれています。
純度99.99%の純金であり、100年以上の歴史があるパース造幣局で作られている、さらにカンガルーが可愛らしいということから人気があります。
そしてカンガルー金貨はメイプルリーフ金貨、ウィーン金貨と並んで世界三大金貨とも呼ばれています。
③イギリスの「ブリタニア金貨」
時代 | 1987年 |
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価値 | B |
相場 | 100,000円 |
素材 | K22 |
画像出典 | 不明 |
ブリタニア金貨は表面にエリザベス女王の横顔、裏面にはイギリスを擬人化したブリタニア女神が描かれています。
南アフリカのクルーガーランド金貨に対応して作られたとされ、品位も同じK22となっています。ただ2013年以降はK22、純度99.99%の純金で作られています。
④カナダの「メイプルリーフ金貨」
時代 | 1979年 |
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価値 | B |
相場 | 6,000円~100,000円 |
素材 | K24 |
画像出典 | wiki「メイプルリーフ金貨」 |
メイプルリーフ金貨は表面にエリザベス女王2世の横顔、裏面にカナダの国旗にも描かれているメイプルリーフが描かれています。
メイプルリーフ金貨は世界で初めてK24の純金を採用しており、今では世界一の流通量があります。またウィーン金貨、カンガルー金貨と並んで世界三大金貨とも呼ばれています。
⑤オーストリアの「ウィーン金貨」
時代 | 1989年 |
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価値 | B |
相場 | 130,000円前後 |
素材 | K24 |
画像出典 | 不明 |
ウィーン金貨は表面にフィルハーモニー管弦楽団のウィーン楽友協会にあるパイプオルガン、裏面には6種類の管弦楽器がデザインされています。
世界的にも人気がある地金型金貨で、カナダのメイプルリーフ金貨、オーストラリアのカンガルー金貨と並んで世界三大金貨と呼ばれるほどです。
⑥中国の「パンダ金貨」
時代 | 1982年 |
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価値 | C |
相場 | 100,000~ |
素材 | 金 |
画像出典 | ウルトラバイヤー |
パンダ金貨は表面にジャイアントパンダ、裏面には世界遺産の北京天壇が描かれています。毎年変わるパンダのデザインは世界的にも人気があり、地金型金貨としてだけでなく収集型金貨としても意味合いもあります。
特に初期の頃のパンダ金貨はプレミア価格で取引されています。
⑦アメリカの「バッファロー金貨」
時代 | 2006年 |
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価値 | B |
相場 | 100,000円~499,999円 |
素材 | 金 |
画像出典 | 不明 |
バッファロー金貨は表面にアメリカ合衆国の先住民であるインディアン、裏面にバッファローが描かれています。
アメリカではそれ以前にイーグル金貨が発行されていますが、品位がK22だったためバッファロー金貨はアメリカ初の純金の金貨となっています。
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まとめ
このようにクルーガーランド金貨は世界初の地金型金貨として今でも高い人気があります。金の価値が高くなっている今、クルーガーランド金貨は非常に高額で取引されています。
またクルーガーランド金貨の他にも世界ではいろいろな地金型金貨がありますのでチェックしてみてください。
もしお持ちの金貨を売りたいという時には、金の相場は同じでも買取店によって買取額に大きな差がありますので、買取店選びが重要になります。希少な金貨ですから、売る時にも慎重にしましょう。
繰り返しになりますが、クルーガーランド金貨を売却する場合は買取相場を熟知し、鑑定力がない買取業者だと安く買い叩かれてしまいます。当編集部では人気の古銭買取店20社以上比較し、以下の記事ではランキング5社に厳選しました。売却前には必ずご覧ください。
クルーガーランド金貨以外の海外金貨・硬貨一覧 平均買取相場まとめ |
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海外金貨・硬貨一覧 | 平均買取相場 |
ヴァージン諸島硬貨・記念コイン | 500円~7万円 |
アメリカ金貨 | 1円~50万円 |
カナダ金貨 | 6000円~10万円 |