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希少価値の高いお金というと古銭をイメージする人も多いでしょう。しかし古銭や古紙幣だけが、希少価値があるとは限りません。
普段から使っている千円札や1万円札でも価値が高いものがあるのです。いわゆるプレミア紙幣やエラー紙幣などと呼ばれているものです。
現行紙幣の中に稀にあるものだからこそ、ひょっとすると財布の中に入っているかもしれません。ではエラー紙幣について詳しく見ていきましょう。
高額買取「プレミア紙幣&エラー紙幣」について
プレミア紙幣やエラー紙幣と言われても、何のことかわからないという人も多いでしょう。そこでどのような紙幣が、そう呼ばれているのかといった理由や、どんな種類があるのかについて詳しく確認してみます。
ゾロ目やA-A券など「プレミア紙幣」の種類
では最初にプレミア紙幣がどんなものかを確認します。
- 厳密な定義はない
- 数が少なくて希少価値が高いものが該当
- 額面よりも高額で取引される
といった特徴があります。厳密な定義はないのですが、一般的に使われている紙幣の中で希少価値の高いものを指しているのです。では具体的にはどのようなものを指すのでしょうか。
- 最初に印刷された紙幣であること
- 紙幣に記載されている番号が特徴的であること
この2つの特徴のいずれかに該当すると、高値で取引されているのです。紙幣には必ず番号がつけられています。年代や順番を意味するだけではなくて、犯罪対策にもなっているためです。
この紙幣の番号は先頭と末尾にはA~Zまでのアルファベットが使われていて、その間に6桁の数字が使われているのです。つまりA000001Aと記載のある紙幣は、最初に印刷されたものであるのがわかります。
基本的に最初に作られた紙幣は博物館などに寄贈されるため、一般的な市場に出回ることは先ずありません。しかしA111111Aなどのようなゾロ目の千円札・1万円札は、意外と見つかることもあるそうです。
印刷ミスや耳付きなど「エラー紙幣」の種類
もう1つ価値の高いものがエラー紙幣になります。エラー紙幣とは製造過程で何らかのミスが起こったものです。造幣局ではミスのあった紙幣がないかチェックするのですが、稀に紛れてしまって市場に流通します。
- 印刷ミス
- 印刷ずれ
- 耳付き
- 記号違い
などのようなエラー紙幣が代表的です。印刷ミスというのは絵柄の一部や片面が印刷されていない状態を指します。印刷ずれの場合は絵柄がずれていたり、重なっていたりするものです。
耳付きは紙幣の角にカットされなかった、余分な紙がついているものを指します。記号違いは表面と裏面で、紙幣番号の記載が違っているものです。通常であれば、チェックされて弾かれてしまいます。
しかし稀にチェックを逃れて市場に出回るものがあるのです。普段はお札を真剣に見ることがないかもしれません。しかしひょっとすると、財布の中にある紙幣が希少価値を持つものである可能性はあるでしょう。
「聖徳太子1万円札」で見るエラー紙幣やプレミア紙幣の買取相場
1958年から1981年まで発行されていたのが聖徳太子1万円札です。発行されていた期間も長く、多くの紙幣が出回っていることから希少価値の高いエラー紙幣やプレミア紙幣が見つかることもあります。その買取相場について見ていきましょう。
【レア①】ぞろ目番号の聖徳太子1万円札
聖徳太子1万円札で最もポピュラーなプレミア紙幣がゾロ目です。先述したように、紙幣に記載されている番号がA111111Aのような紙幣になります。
- 状態の良いもので5万円~10万円程度
- 中でも777777の番号は高値で取引される
基本的にはゾロ目であれば、数字に関係なく取引してもらえるものです。しかし777777だけは、通称でラッキーセブンと呼ばれています。特に高い人気があることから、買取額もそれに伴って上昇しているのです。
【レア②】珍番の聖徳太子1万円札
もう1つ聖徳太子1万円札で、プレミア紙幣と呼ばれるのが珍番です。ゾロ目も珍番に含まれるのですが、他にも様々なものがあります。000001や100000などのようにキリの良い番号などが該当するでしょう。
- 美品で5万円~10万円程度
- 珍番の場合は紙幣の種類でも買取額が変わる
記番号については、ほとんどの人が確認しないものです。ですので意外と意識してみると見つかるかもしれません。
【レア③】A-A券の聖徳太子1万円札
聖徳太子1万円札のプレミア紙幣でも幅広いのが、A-A券と呼ばれるものです。記番号のアルファベットがA-Aで始まるものなのですが、これらはトップ番号と呼ばれます。ただA-A券の多くは市場に出回りません。
- 未使用・美品で8万円~15万円程度
- A-AだけではなくZZ-Zなどにも価値がある
- B-Bなどはサンドイッチ番号と呼ばれる
といった特徴があります。意外と幅広く該当しますし、B-B券などでも額面以上の買取額になるでしょう。
【レア④】福耳エラーの聖徳太子1万円札
聖徳太子1万円札でも、さほど買取額が高くなっていないのが福耳エラーです。福耳エラーは前述したように、裁断されなかった紙がついています。この紙が大きくわかりやすいほど高値がつくそうです。
- 紙幣が未使用・美品の状態で5万円~8万円が買取相場
- 状態が悪い紙幣だと買取額が下がる
基本的にエラー紙幣でも未使用品や美品であるものが好まれます。状態が悪いと買取額は下がるのですが、それでも額面以上にはなるでしょう。
【レア⑤】印鑑漏れエラーの聖徳太子1万円札
聖徳太子1万円札で最も希少価値が高いのが印鑑漏れエラーです。紙幣の左下部分には赤い印鑑が押されています。
これは金銭の価値を証明するためのものです。原則としてすべての紙幣に押されるものですが、印鑑がない紙幣が見つかったことがあります。
- 印鑑漏れエラーの1万円札は約60万円で取引された
- 記番号・印鑑ともにない紙幣だと約80万円で取引された実績がある
かなり珍しいエラー紙幣になるため、ほぼ見つかることはありません。
エラー紙幣の買取価格・鑑定価値《平均相場一覧》
次にエラー紙幣の買取価格について見ていきましょう。エラー紙幣にも様々なものがありますが、どのような内容かで買取額の相場も違ってくるのです。そこでエラーの内容ごとに買取相場を1つずつ確認していきます。
【印刷ミス】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 紙幣による |
---|---|
価値 | C |
相場 | 30,000円~ |
素材 | 紙 |
画像出典 | 楽天「紅林コイン」 |
【印刷ずれ】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 紙幣による |
---|---|
価値 | C |
相場 | 50,000円~ |
素材 | 紙 |
画像出典 | 楽天「紅林コイン」 |
【耳付き】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 紙幣による |
---|---|
価値 | C |
相場 | 30,000円~ |
素材 | 紙 |
画像出典 | バイセル |
【記号違い】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 紙幣による |
---|---|
価値 | C |
相場 | 30,000円~ |
素材 | 紙 |
画像出典 | 不明 |
【裏写り】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 紙幣による |
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価値 | C |
相場 | 30,000円~ |
素材 | 紙 |
画像出典 | 不明 |
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まとめ
プレミア紙幣・エラー紙幣について確認してみました。現行で使われている千円札や1万円札などの中には、珍しいものがあります。
プレミア紙幣とは記番号が珍しいもののことで、エラー紙幣は製造過程におけるミスのあるものです。どちらも希少価値が高くて、意外な高値で売れることがあります。
ただし紙幣の状態や種類などでも、買取額は違ってくるので注意しておきましょう。財布の中にある千円札や、1万円札が高値をつけるかもしれません。
繰り返しになりますが、プレミア紙幣を売却する場合は買取相場を熟知し、鑑定力がない買取業者だと安く買い叩かれてしまいます。当編集部では人気の古銭買取店20社以上比較し、以下の記事ではランキング5社に厳選しました。売却前には必ずご覧ください。
プレミア紙幣以外の現代貨幣一覧 平均買取相場まとめ |
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現代貨幣一覧 | 平均買取相場 |
ギザ十 | 10円~6万円 |
エラーコイン | 2000円~20万円 |
旧千円札 | 1000円~25万円 |
夏目漱石1000円札 | ~1000円 |
伊藤博文千円札 | ~1000円 |
聖徳太子千円札 | 1000円~5000円 |
2000円札(二千円札) | ~2000円 |
旧5千円札 | 5000円~8000円 |
聖徳太子5000円札 | 5000円~8000円 |
新渡戸稲造5,000円札 | ~5000円 |
樋口一葉5000円札 | ~5000円 |
旧1万円札 | 1万円~50万円 |
聖徳太子1万円札 | ~1万円 |
福沢諭吉1万円札 | ~1万円 |
日本銀行券A・B号 | 10円~5000円 |
日本銀行券C・D・E号 | 500円~1万円 |
【令和発行】新紙幣・硬貨 | 500円~1万円 |
プレミア硬貨 | 20円~4000円 |
プレミア紙幣 | 1000円~1万円 |
価値が高い10円玉 | 10円~数万円 |
ゾロ目お札 | 1万5000円~13万円 |