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【永久保存版】10銭札の価値はいくら?買取価格&平均相場《全4種類》

10銭札

※当ページには一部広告が含まれています。

古銭には様々な種類のものがありますが、紙幣もその対象です。近代に入ってから使われ出したものですが、明治時代や大正時代のものでも十分に価値があるのです。ここでは10銭札について見ていきましょう。

10銭札とは明治時代と大正時代、それと昭和の初期になっても使われていた紙幣です。合計で4種類の紙幣が発行されているのですが、実はそれぞれに値段が異なります。その4種類の価値や買取価格相場なども合わせて紹介していきましょう。

▼【画像付】10銭札の買取相場一覧▼

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目次

10銭札とは?建物のデザインは八紘一宇塔という建物

10銭札(い号券・八紘一宇塔)

Eclipse2009, Public domain, via Wikimedia Commons

では10銭札とはどういう紙幣なのでしょうか。明治維新によって新政府が樹立したことによって、紙幣が発行されることになりました。この紙幣を明治通宝と呼んでいて、10銭札もその1つになります。また大正時代まで10銭は銀貨で発行されていました。

ただ戦争などの要因によって銀の価格が高騰したことから、ついには発行が困難になりました。ただ補助通貨がなくなるのは困るため、政府紙幣として改めて10銭札が発行されることになったのです。

ここが注意

昭和23年で通用禁止となりましたので、現在ではお金として使うことはできません。

また10銭札のデザインで有名なのが八紘一宇塔です。正確には八紘之基柱と書いて、あめつちのもとはしらと読みます。

1940年に皇紀2600年の祝いとして宮崎県に建造されたものです。八紘一宇とは全世界を1つの家のようにするとの意味になります。

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【全4種類】10銭札の買取相場価格と鑑定価値一覧≪画像付き≫

では実際に10銭札の古銭としての買取価格相場や、鑑定価値などについて詳しく見ていきましょう。4種類それぞれにポイントなる部分があります。ただ素人目ではわかりにくい部分もあるので、鑑定は専門家にお願いするのをおすすめします。

【全4種類】10円硬貨の買取相場価格と鑑定価値一覧

①【10銭札(明治通宝)】鑑定価値と買取相場価格

画像なし

時代 1872年~1887年
価値 C
相場 100円~5000円
素材
画像出典 なし

最初に発行されたのが明治通宝による10銭札です。100円が最高額の紙幣で最低額が10銭札でした。

古銭としての価値が実は高く、未使用のきれいな状態のものだと、高値で買取してくれるでしょう。通常使用であっても、それなりの価格がつきます。

【種類別】10銭札(明治通宝)
平均買取相場
種類別 並品 美品(未使用含む)
明治通宝 100円~1000円 1000円~5000円

②【10銭札(大正小額政府紙幣)】鑑定価値と買取相場価格

10銭大正小額政府紙幣

Eclipse2009, Public domain, via Wikimedia Commons

時代 1917年~1948年
価値 C
相場 10円~3,000円
素材
画像出典 wiki「小額政府紙幣」

大正時代の銀高騰によって発行されたのが、この10銭札です。表面には発行された年数が記載されていて、この年数によって価値が変わるのが特徴です。

大正6年に発行されたものが、最も高い古銭としての価値を持っています。では未使用品から紹介します。

【年代別】10銭札(大正小額政府紙幣)
平均買取相場
年代別 並品 美品(未使用含む)
1917年(大正6年) 100円~200円 200円~3000円
1918年(大正7年) 10円~100円 100円~500円
1919年(大正8年) 10円~100円 100円~500円
1920年(大正9年) 10円~100円 100円~500円
1921年(大正10年) 10円~100円 100円~500円

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③【10銭札(い号券・八紘一宇塔)】鑑定価値と買取相場価格

10銭札(い号券・八紘一宇塔)

Eclipse2009, Public domain, via Wikimedia Commons

時代 1944年~1953年
価値 D
相場 10円~100円
素材
画像出典 wiki「十銭紙幣」

昭和19年から昭和28年まで発行されていた10銭札で、い号券と呼ばれているものです。通称は図柄の八紘一宇塔10銭札です。

太平洋戦争時の材料不足で発行されたもので、比較的に多く残っているため古銭としての価値は低いでしょう。

【種類別】八紘一宇塔10銭札
平均買取相場
種類別 並品 美品(未使用含む)
八紘一宇塔10銭札 10円~50円 50円~100円

④【10銭札(A号券・鳩)】鑑定価値と買取相場価格

10銭札(A号券・鳩)

Eclipse2009, Public domain, via Wikimedia Commons

時代 1947年~1953年
価値 D
相場 10円~100円
素材
画像出典 wiki「十銭紙幣」

昭和22年から昭和28年まで発行されていたタイプの10銭札です。A号券と呼ばれていますが、鳩の図柄が採用されていることから鳩10銭札との通称も有名です。

こちらも発行枚数が多く、比較的に60年程度前の紙幣であるため古銭的な価値は高くありません。

【種類別】鳩10銭札
平均買取相場
種類別 並品 美品(未使用含む)
鳩10銭札 10円~50円 50円~100円

10銭札を高く売るなら専門業者に出張買取に依頼する

出張買取

10銭札は4種類の発行しかありませんが、発行年数によって価値が変わってくるタイプの紙幣です。

基本的には政府紙幣として発行されているのですが、軍票として発行されたものもあるそうです。そのため価値をしっかりと見極めるには経験と知識が必要となります。

だからこそ10銭札を高く売るのであれば、専門の買取業者がおすすめです。リサイクルショップなどでも買取をしてくれますが、専門的な知識を持った人がいる可能性が低いので、正しく価値をつけてくれない可能性が高いためです。

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まとめ

10銭札

古銭の1つである10銭札についての情報でした。古銭といっても明治時代から大正、昭和にかけて発行されていた紙幣なので、どうしても古銭としての価値はそこまで高くありません。

【全種類】10銭札一覧
平均買取相場まとめ
種類一覧 平均買取相場
明治通宝 100円~5000円
大正小額政府紙幣 10円~3,000円
八紘一宇塔10銭札 10円~100円
鳩10銭札 10円~100円

ただ明治時代に発行されたもので美品なら1万円を超える価値がつくこともあります。10銭札として有名なのは八紘一宇塔10銭札ですが、こちらは発行枚数も多く昭和初期のものであるため、現時点で古銭としての価値はあまりありません。

ただ見極めをするのは難しいため、もし売却するのなら専門の業者に買取を依頼した方がいいでしょう。

ここが注意

繰り返しになりますが、10銭札を売却する場合は買取相場を熟知し、鑑定力がない買取業者だと安く買い叩かれてしまいます。当編集部では人気の古銭買取店20社以上比較し、以下の記事ではランキング5社に厳選しました。売却前には必ずご覧ください。

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10銭札以外の旧紙幣・古紙幣一覧
平均買取相場まとめ
旧紙幣・古紙幣一覧 平均買取相場
5銭札 10円~800円
10銭札 10円~1万円
20銭札 1500円~2万円
50銭札 10円~50万円
1円札 50円~3万円
5円札 100円~40万円
50円札 200円~5000円
100円札 500円~数百万円以上
200円札 5000円~200万円
500円札 10円~5000円
板垣退助100円札 100円~1500円
岩倉具視新500円札 500円~1000円
江戸時代の紙幣 1000円~数万円
軍用手票(軍票) 数万円~数百万円以上
明治通宝 5000円~数千万円
新旧国立銀行券 4万円~数千万円
改造紙幣 1000円~25万円
改造兌換銀行券 1万円~1000万円以上
日本銀行兌換券・兌換券・兌換券甲号 50円~300万円
不換紙幣・改正不換紙幣・再改正不換紙幣 50円~1万5000円
大正小額紙幣・政府紙幣 30円~5000円
旧兌換銀行券・兌換券甲号・改正兌換券 5000円~1000万円
甲号兌換・乙号兌換・大正兌換銀行券 20円~100万円
日華事変軍票 100円~35万円
ここがポイント紙幣以外の買取相場もご覧になりたい方は古銭、硬貨、海外硬貨など全種類をまとめた下記関連記事をご欄ください。また、古銭硬貨を高く売る方法も合わせてチェックしてください。
世界のお金

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