古銭鑑定団

【保存版】50銭札の価値はいくら?買取価格&平均相場《全4種類》

50銭札(大蔵卿印)
古銭の種類

日本ではかつて使用されていたものの、現在では使われなくなったお金というのが存在します。その一つが50銭札で、主に使用されていたのが戦前の明治時代であることから、見たこともない方が大多数でしょう。

そんな50銭札には一体どの程度の価値があるのか、想像するのも難しいかもしれません。50銭札とはどんなお金であるのか、買取価格や平均相場はいくらくらいなのかなど、50銭札に関する知識全般を学んでいきましょう。

50銭札は今でも使える?現在の買取価値は高いのか?

50銭札(富士山・桜)
(画像出典:wiki「小額政府紙幣」)

銭というお金の単位は現在、日常生活においては使われていません。株式取引の際や為替取引の際など、計算上用いることはありますが、普段の生活において使われる単位ではないことから馴染みのないものでしょう。

気になるのは50銭札をもし所有していた場合、お店などで使用しても問題ないかどうかという点でしょう。これに関しては、円よりも小さい単位の通貨の使用は出来ないことと法律で定められています。

そのためスーパーなどのお店で使用することはもちろんできませんし、銀行で両替も不可能です。

ここがポイント手元に保管しておくか、古銭コレクターや買取業者に売りに出すくらいしか50銭円札の活用手段はないでしょう。

【全4種類】50銭札の買取相場価格と鑑定価値一覧≪画像付き≫

【全4種類】50銭札の買取相場価格と鑑定価値一覧

①【50銭札(大蔵卿印)】鑑定価値と買取相場価格

50銭札(大蔵卿印) 時代 1882年
価値
相場 10万円~50万円
素材
画像出典 amazon「大蔵卿50銭札」

大蔵卿印の50銭円札における特徴は以下の通りです。

こちらの50銭札は古い明治時代のお金になるためプレミアがつきやすく、並品でも2万円から10万円程度、美品であれば50万円程度になることもある、お宝紙幣の一つです。

  • 明治通宝札に代わる紙幣として発行された改造紙幣の一つ
  • 明治通宝札が偽造しやすかったことから、その対策として発行された紙幣
  • 明治15年から明治32年頃まで流通した
  • 紙幣の右側に特徴的な大蔵卿印がプリントされている

②【50銭札(富士山・桜)】鑑定価値と買取相場価格

50銭札(富士山・桜) 時代 1938年
価値
相場 1,000円~30,000円
素材
画像出典 wiki「小額政府紙幣」

日本の象徴でもある富士山と桜がプリントされた富士山50銭札の主な特徴は以下です。

発行された枚数が多くそこまでのプレミアはつかないものの、状態がよいものであれば額面以上の価値が期待できる紙幣になります。

  • 日中戦争中の銀不足を解消するために50銭銀貨の代わりとして発行された
  • 昭和13年から23年までの約10年間発行されていた
  • 美品であれば1000円程度、見本品やエラー品など希少性の高いものだと3万から5万程度の値が付く

③【50銭札(靖国神社・鳥居)】鑑定価値と買取相場価格

50銭札(靖国神社・鳥居) 時代 1942年~1944年・1945年
価値
相場 100円~1,000円
素材
画像出典 wiki「小額政府紙幣」

靖国神社の鳥居がプリントされた50銭札の特徴は以下になり、製造年が印刷されているのも特徴の一つです。

並品の場合の買取相場としては10円から数百円程度、未使用の美品であれば1000円程度といずれも額面以上です。

  • 昭和17年から19年にかけての前期と、昭和20年の後期と2度発行されている
  • 前期のものと後期のものでは一部素材やデザインが異なっている
  • 後期はGHQの占領下で製造したため、デザインなど厳しいチェックが入った

④【50銭札(板垣)】鑑定価値と買取相場価格

50銭札(板垣) 時代 1948年
価値
相場 10円~900円
素材
画像出典 wiki「小額政府紙幣」

板垣退助のプリントが印象的な板垣50銭札の特徴は以下の通りです。

50銭札の中では一番新しいもののためそこまでのプレミアはつきにくく、また発行枚数も多かったこともあり、価格は未使用であれば数百円になる程度です。

  • 1948年から50銭札の発行が停止されるまで続いた最後の50銭札
  • 戦後のインフレにより銭という単位が意味をなさなくなり、それに伴い発行が廃止された
  • 途中50銭札から硬貨に変更となるも、再び50銭紙幣へと戻っている

昭和18年・昭和20年の50銭札の価値は他の年代と比べて低い

出張買取

50銭札の価値はどれも同じではなく、発行年度によって評価が変わってくるため、買取価格にも影響が生じます。高値がつきにくいのが板垣50銭札全般と、靖国50銭札の昭和18年度と昭和20年度のものになります。

価格が低いのは単純にレア度が低いからで、比較的近年に発行された新しいものや発行枚数が多かった年のものは価値が低いです。また古銭市場における流通量が多いものも、買取価格が低くなる傾向にあります。

靖国50銭札で一番高値がつくのは発行開始の昭和17年のものです。それでも評価額としては美品で1000円程度になるため、そもそも靖国50銭札と板垣50銭札自体が価値が高くなく、プレミアが期待できるのは大蔵50銭札です。

50銭札を買取査定に出す際に注意する『2つのポイント』

4箇所をチェック

50銭札を買取査定してもらう際には気を付けておきたいポイントが2つほどあります。この2点を心がけておくことで、50銭札の価値を不当に下げてしまうことなく、納得できる価格で買い取ってもらえる可能性が高まります。

50銭札を買取査定に出す際に注意する『2つのポイント』

【ポイント1】古銭の価値が下落傾向なため専門業者に査定してもらう

鑑定してもらっている夫婦

古銭市場は近年コレクターが減少しており、古銭の価値が下落傾向になっているという事情があります。今後も少子化の影響もあり、コレクターの絶対数自体が減っていく可能性が高く、そうなるとますます相場が下がります。

そのため古銭を売る予定なのであれば少しでも早く売却するのがポイントです。またオークションなどではなくきちんと鑑定員のいる専門業者に査定を依頼するなど、高値で買い取ってもらうためには工夫が必要でしょう。

【ポイント2】50銭札の汚れは素人判断で落とさない

ポイントと書かれた紙を指差す

売却する際に汚れを落とすべきか悩むかもしれませんが、素人判断では落とさない方が無難です。特に50銭札は紙幣ですから、下手に汚れを落とそうとすると変色するだけではなく破けてしまう危険性もあります。

また古銭コレクターはいかに当時の状態を保てているかという点を重視します。多少の汚れなどは風合いと見なされむしろ好まれることも多いことから、汚れをクリーニングで落とすのは止めておきましょう。

まとめ

50銭札(大蔵卿印)
(画像出典:amazon「大蔵卿50銭札」)

戦後のインフレの影響で意味をなさなくなったことから、銭という単位が用いられなくなり、それと共に50銭札の使用も廃止されました。

そのため50銭札は現代の私たちにとって馴染みがなく、価値がイマイチ分からないでしょう。50銭札もいくつか種類があり、発行年度が新しいものや発行枚数の多いものは価値が低いです。

一方で明治時代に発行されたものや、一部のエラー品などはプレミアがつくため、買取専門業者に査定してもらうのがおすすめです。

コメントを残す

ページの先頭へ