【板垣退助100円札】買取価値いくら?平均価格&査定相場《全3種類》

50代より上の人であれば、板垣退助100円札を見たことはもちろん使ったこともあるかもしれません。今となっては珍しい紙幣ですので、もしお持ちの方はどれくらいの買取価格が付くのか気になるところでしょう。
板垣退助100円札といっても、発行した時期によって価値が異なります。ここでは板垣退助100円札の種類や特徴、そして現在の価値についてまとめています。また稀にプレミア価格がつく紙幣もあるので、板垣退助100円札を持っている方はチェックしてみてください。
【早見表】板垣退助100円札の販売・売買価格《まとめ》
板垣退助100円札 | |
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販売店名 | 販売価格(参考) |
Amazon | 1,980円 |
楽天 | 330円~20万円 |
ヤフオク | 300円~10万円 |
メルカリ | 555円~29,000円 |

【全3種類】板垣退助100円札の買取相場価格と鑑定価値一覧《画像付き》
①【板垣退助100円札(最初期)】鑑定価値と買取相場価格
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時代 | 1953年~1974年 |
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価値 | D | |
相場 | 100円~1,500円 | |
素材 | 紙幣 | |
画像出典 | wiki「百円紙幣」 |
板垣退助100円札は正式名称は日本銀行券B号券百円券となります。板垣退助100円札は1953年から1974年まで発行されていますが、発行時期によって最初期、前期、後期に分類されています。
最初期は記番号の頭のアルファベット一桁の紙幣です。最も古銭としての価値が高いのが最初期であり、使用感のある紙幣でも額面以上で取引されています。もし未使用品となれば5,000円前後の高値で取引されます。
②【板垣退助100円札(前期)】鑑定価値と買取相場価格
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時代 | 1953年~1974年 |
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価値 | D | |
相場 | 100円~200円 | |
素材 | 紙幣 | |
画像出典 | wiki「百円紙幣」 |
前期の板垣退助100円札は、最初期の板垣退助100円札に次いで価値が高い紙幣です。見た目は最初期の板垣退助100円札と同じですが、記番号の頭のアルファベット二桁だと前期の板垣退助100円札となります
前期の板垣退助100円札は状態が良ければ200円程度の買取相場になります。また、未使用品であれば500縁前後で買取してもらえます。
③【板垣退助100円札(後期)】鑑定価値と買取相場価格
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時代 | 1953年~1974年 |
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価値 | D | |
相場 | 額面通り | |
素材 | 紙幣 | |
画像出典 | wiki「百円紙幣」 |
後期の板垣退助100円札は、前期と同じで記番号の頭のアルファベットが二桁になっています。前期との違いは見た目にあり、紙幣が白っぽくなっているのが特徴です。
とはいえ、前期も後期も変色しているものもあり、素人では正しく判別できない場合もあります。後期の板垣退助100円札は発行枚数も多く、価値は高くありません。
仮に未使用品だったとしても、額面通りの価格でしか買取してもらえません。
プレミア価格がつく板垣退助100円札の『4つの特徴』
板垣退助100円札は最初期や前期の美品・未使用品でなければ、ほぼ額面通りの価値しかありません。ただそれでもプレミア価格がつく紙幣もあります。ここではプレミア価格がつく板垣退助100円札の4つの特徴についてまとめています。
【特徴1】帯付き
板垣退助100円札は未使用品なら、額面以上の価格で買取してくれます。ただ未使用といっても、100枚の束になった帯付きの板垣退助100円札だとさらにプレミア価格がつきます。
額面通りだと100円札が100枚ですから、1万円なのですが間違いなくそれ以上の価値があるでしょう。

ただ注意してほしいのは、帯付きだからこそ価値があるという点です。そのためもし帯を外したり帯から抜いて数枚だけ売った場合には、単なる未使用品という扱いになります。
【特徴2】A-A券(トップ番号)もしくはZZ-Z券(ラスト番号)
板垣退助100円札には6桁の数字とその前後にアルファベットがついています。この前後のアルファベットの文字によってプレミア価格がつくことがあります。アルファベットで最も価値が高いといわれるのがA-A券(トップ番号)です。
アルファベットは必ずしも発行順にAからZとなるわけではなく、印刷所によっても変わってきます。ですがAは間違いなく最初に発行されたものですので価値が高いです。A-A券とは数字の前後の数字がどちらもAになっているものです。
また逆にZZ-Z券(ラスト番号)は最後に作られた紙幣ということもあり、同じようにプレミア価格がつきます。ただ以下のアルファベットはA-A券、ZZ-Z券とは異なります。
- AA******A
- Z******Z
【特徴3】連番やぞろ目の珍しい番号
先述のように板垣退助100円札には一桁もしくは二桁のアルファベットに挟まれて6桁の数字がつけられています。000001から999999まであるのですが、その数字が珍しいものだとプレミア価格がつきます。
例えば以下のような数字の並びが珍しい番号となり買取価格が高いです。
- 012345や123456などの数字が連続した番号
- 222222や333333などのぞろ目の番号
- 200000や500000などのキリのいい番号
- 233332や499994などの同じ数字で挟まれているぞろ目の番号
- 000001から000009の一桁の番号
そして上記の珍しい番号の中でも777777などのように縁起がいい数字の連番となれば、さらに価値が高くなります。また数字の前後のアルファベットが前後で同一の場合、さらにはA-A券やZZ-Z券だった場合はさらにプレミア価格がつくでしょう。
【特徴4】福耳やプリントエラー
板垣退助100円札は製造する際は1枚の大きな紙に十数枚分印刷し、それを裁断して正規のサイズになります。ただ印刷や裁断の工程で何らかのミスによりプリントエラーや裁断エラーになってしまうこともあります。
裁断ミスにより正規の紙幣に他の紙幣の一部が裁断されずに残ってしまった紙幣を福耳といいます。こういった福耳やプリントエラーは、価値がないように思えますがむしろ滅多に市場に出回ることがいない紙幣のため、逆にプレミア価格がつきます。
福耳だと余分な部分として勝手に切ってしまう人もいるかもしれませんが、それはやめましょう。またプリントエラーは一見すると気づかないものも多いです。ですので、もし板垣退助100円札を見つけたなら、エラーがないかチェックしてみましょう。
《基本知識》板垣退助100円札とは?

戦後のインフレを抑制するため新円切り替えが行われ、その際に発行されたのが聖徳太子の肖像画が描かれた日本銀行券A号券百円券です。ですが、A号券は作りが粗悪で偽造されるケースが多く、その4年後となる1951年に発行されたのがB号券千円券です。
そしてその2年後に発行されたのが百円券で、それが板垣退助が肖像画として描かれている板垣退助100円札となります。そこから約20年間にわたり板垣退助100円札が発行されていましたが、その一方で100円銀貨も登場しています。
そして15年以上もの間、100円札と100円銀貨が並行して発行されています。そして、この板垣退助100円札の発行終了とともに、日本では100円紙幣は発行されていません。まさに最後の100円紙幣がこの板垣退助100円札ということになります。
板垣退助100円札はいつからいつまで発行されたのか
板垣退助100円札は同じ日本銀行券B号券千円券が発行された2年後の1953年12月1日に発行が開始されています。
一般的に新紙幣が発行されると間もなく旧紙幣は発行停止となるのですが、他のB号券がC号券の発行とともに発行停止となる中で、板垣退助100円札は発行が続きました。
それはC号券には百円券の発行がなかったことも関係しているでしょう。ただ同じく新紙幣の発行がなかったB号券五十円券が1958年で発行停止になったのに対して、板垣退助100円札は1974年8月1日まで発行されました。
板垣退助100円札は今でも使える
板垣退助100円札は1974年に発行が終了しているため、40代以前の人は使ったことはもちろん、見たことがない人も多いでしょう。日本銀行券B号券ですから、見た目も古銭という印象ですから使い道に困るという人は少なくありません。
ただ板垣退助100円札は実は今でも使える現行紙幣でもあるのです。もちろん自動販売機などでは使えませんし、店舗によっては板垣退助100円札での支払いは断られるかもしれません。ですが銀行に行けば100円硬貨と交換してもらえます。
板垣退助100円札の鑑定・売却なら買取専門『バイセル』がおすすめ
板垣退助100円札は現行紙幣でもあるので、銀行に行けば100円硬貨と交換してくれます。ただ板垣退助100円札は古銭として買取してもらうと、発行時期によっては額面以上の価格で売れることもあります。
また昔の紙幣ということもありエラー紙幣などもありますので、プレミア価格がつくこともあります。そのため板垣退助100円札を売るのであれば、しっかりと紙幣の価値がわかる古銭買取専門店『バイセル』がいいでしょう。
バイセルなら口コミ評判もいいですし、一部の離島を除く全国47都道府県で出張買取が可能です。自宅に居ながら古銭買取をしてもらえるので、近くに信頼できる古銭買取店がない時も安心です。もし自宅に板垣退助100円札があるなら気軽に査定を申し込んでみましょう。
まとめ
板垣退助100円札は今となっては滅多に見かけることがなくなった紙幣です。
現行紙幣のため、銀行に行けば100円硬貨と交換してもらえますが、紙幣によっては額面以上の価格で買取してもらえる可能性があるので、銀行で取り換えてもらうのはおすすめしません。
ただ板垣退助100円札は前期と後期の見極めが難しいケースもあります。ですので、正確な査定をして少しでも高く買取してもらうためには信頼できる古銭買取専門店に依頼したほうがいいでしょう。