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記念硬貨はどうやって使うのが良い?3つの使い方【使用・換金・買取】

並べられた銀貨

※当ページには一部広告が含まれています。

記念硬貨は国家的なイベントを記念して発行される貨幣のことです。日本ではオリンピック、天皇陛下御即位などの行事で発行されてきました。

記念硬貨は国家的な行事に関係しているので、コインコレクターでなくても持っているという方も多く、家族や知人から譲り受けたものをどうやって処分しようか迷っている人もいるでしょう。

その際、真っ先に浮かぶのが換金ですが、滅多にやらないことなので何かと不明なことが多いのが記念硬貨の換金。そこで今回は、記念硬貨の換金や買取について解説したいと思います。

目次

記念硬貨の3つの使い道

ご自宅にある記念硬貨の使い方は大きく分けて3種類あります。

記念硬貨の3つの使い道

有効利用しようと思えばこのどれかになりますが、何かと分からないことも多いものなので一つずつ見ていきましょう。

1. 貨幣として使用

天皇陛下記念コイン

お持ちの記念硬貨を見てもらうと分かりますが、ふつうの貨幣と同じく「額面」が表示されています。上の画像の東京オリンピックのコインには「1000YEN」と書いてあります。

このように記念硬貨も貨幣としてきちんと機能しています。そのため、どれだけ古い記念硬貨であっても、この額面通りの価値で使用できます。「1000YEN」となっている硬貨なら、1000円分の価値があります。

日本銀行のサイトにも「記念貨幣は実際に使えるか?」という問いに対して以下のように回答しています。

記念貨幣も、通常の貨幣と同様に、使用することができます。ただし、記念貨幣は、いろいろな素材で作られていたり、大きさが異なったりするため、自動販売機などでは使えないことがあります。使用する場合には、お手数ですが、日本銀行や金融機関の窓口で通常の貨幣と引き換えてください。
日本銀行:記念貨幣は実際に使うことができますか?

少し心配になるのが、お店などで「記念硬貨のお断り」にあってしまわないかという点です。しかし、記念貨幣はあくまでも貨幣。ふつうのお金として記念硬貨で物を買うこともできますし、食事もできます。

ただし、自動販売機等の機械類では入らなかったり、読み取らなかったりという不具合が起きてしまう可能性もあるので、次に説明する「換金・両替」を前もってしておく方が何かと便利でしょう。

2. 換金・両替

銀行の看板

銀行などの金融機関で記念硬貨を換金・両替することができます。両替機を使って換金したいという方もいるでしょうが、機械の読み取りができないという事情があるようで、銀行の窓口での両替が通常です。「手数料」に関してはどこの銀行も無料が一般的です。

「郵便局・ゆうちょ銀行」についてはそもそも両替業務を行っていません。ATMでも記念硬貨は扱えないでしょうから、郵便局での換金というのは、窓口で自分の口座に入金するという形になります。

ここがポイントちなみに、金券ショップによっては記念硬貨の両替もできます。しかし厳密にいえば、金券ショップは銀行のような両替サービスを行っているわけではありません。

買取店ですから、査定をしてプレミア硬貨であれば額面以上の値で買い取り、そうでない記念硬貨であれば額面通りで両替するという感じです。

そのため単に記念硬貨を換金したいという方は銀行を利用するのがいいでしょう。ただし、その記念硬貨に値打ちがあって、ふつうに換金・両替ではもったいないケースもあります。その場合には次に説明する「買取」を利用して一度見てもらうのがいいでしょう。

3. 買取

出張買取

買取店で記念硬貨を査定してもらうと額面以上の値で売れることもあり、種類によってはそのまま両替するのはもったいない場合もあります。

どういう記念硬貨なら高値で取引されているか次にご紹介しますが、総じていえば、額面通りの値にしかならない記念硬貨もたくさんあるので一度調べてみましょう。

高く売れる理由というのはコレクター的な価値を持つからです。安定して高値になりやすい記念硬貨は、「希少性が高い」という条件がまず挙げられます。収集家に欲しがられるので、その需要から買取相場も高まります。

また、「人気が高い」ものとして、例えばオリンピックが近づいてきた時に、その行事に関連した記念コインの収集が活発になり、相場が高騰するということもあります。

そのほか硬貨の状態が「未使用品」であるなどという場合に値が上がることもあります。これもコレクターのニーズに関係しており、まったく同じ種類の硬貨でも使用されていたら額面通り、保存状態が良ければ買取額がアップということがあります。

ここがポイントちなみに記念硬貨以外の古銭も、状態が良ければ良いほど査定に良い影響を与えます。

素材」という面からも額面以上の買取が期待できることがあり、金の素材などであれば、それ自体の素材価値を持つので、金相場の影響で額面以上になる可能性があります。

お持ちの記念硬貨について、その価値がよく分からないという場合には一度、買取店に相談してみるといいでしょう。

以上のことから、効率よくお得に記念硬貨を使う方法としては説明の順とは反対に

  1. 買取店で査定してみる
  2. 銀行で換金・両替
  3. 貨幣としてそのまま使用

という順で検討してみるのがおすすめです。

日本の記念硬貨「全種類」と「額面の両替となりやすい種類」

ビンに入った硬貨

買取に出すか、両替するかの判断は、「額面以上の価値があるか」ということが基準になります。額面通りであれば銀行で両替するのがいいですし、値打ち物であれば両替は損するので買取査定してみるのがいいでしょう。

日本の記念硬貨が始まったのは1964年(昭和39年)、東京オリンピック記念からになるので、その歴史はそれほど古くありません。また、記念品なので発行枚数が多い傾向です。

こういう事情から日本の記念硬貨は額面を超えないものが大部分を占めるといえます。

プレミアがつくかどうかの見極め方のひとつとして「素材」を見てみるのが分かりやすいです。先述の通り、「金」でできたものであれば素材価値を持つので、額面以上になりやすいです。

記念硬貨を素材別で見てみると、

  • 金貨幣
  • 銀貨幣
  • 白銅貨幣
  • ニッケル黄銅貨幣
  • バイカラー・クラッド貨幣(異なる金属でできたもの)

などで造られています。

白銅貨というのは現在の百円玉や五十円玉の素材で、ニッケル黄銅貨幣というのは五百円玉の素材です。バイカラー・クラッド貨幣は簡単に説明すると「ニッケル黄銅、白銅及び銅」などを合わせて作られたものです。

こうして見たとき、素材としての価値は金もしくは銀以外のものは低いので、額面通りになりやすいです。

以下は日本の記念硬貨全種類と額面通りの両替になりやすいものにチェックを入れているので参考にしてみてください。

日本の記念硬貨全種類一覧表

ここでは日本の記念硬貨全種類と、額面通りになりやすいものに「●」を付けた一覧表を挙げています。

なお、●は両替の可能性が高いということであり、●の付かない方についても必ず額面以上で売れるということでもありませんので、あくまで目安として参考にご覧ください。

発行年度 硬貨の名前 額面通りの可能性高「●」
1964年 東京オリンピック記念硬貨・メダル
1970年 日本万国博覧会記念硬貨
1972年 札幌五輪記念硬貨
1975年 沖縄国際海洋博覧会記念硬貨
1976年 天皇陛下御在位50年記念硬貨
1985年 国際科学技術博覧会記念硬貨
1985年 内閣制度創始100周年記念500円硬貨
1986年 天皇陛下御在位60年記念硬貨
1988年 青函トンネル開通記念500円硬貨
1988年 瀬戸大橋開通記念500円硬貨
1990年 国際花と緑の博覧会記念硬貨
1990年 裁判所制度100周年記念硬貨
1990年 議会開設100周年記念硬貨
1990年 天皇陛下御即位記念硬貨
1992年 沖縄復帰20周年記念500円硬貨
1993年 皇太子殿下御成婚記念硬貨
1994年 関西国際空港開港記念500円硬貨
1994年 第12回アジア競技大会記念硬貨
1997年 長野オリンピック記念硬貨
1999年 天皇陛下御在位10年記念硬貨
2002年 2002年FIFAワールドカップ記念硬貨
2003年 第5回アジア冬季競技大会記念硬貨
2003年 奄美群島復帰50周年記念硬貨
2004年 日本国際博覧会記念硬貨
2005年 中部国際空港開港記念硬貨
2006年 国際連合加盟50周年記念硬貨
2007年 南極地域観測50周年記念硬貨
2007年 2007年ユニバーサル技能五輪国際大会記念硬貨
2008年 日伯交流年・移住百年記念500円黄銅貨
2008年 地方自治法施行60周年記念硬貨
2009年 天皇陛下御在位20年記念硬貨
2012年 第67回国際通貨基金・世界銀行グループ年次総会記念硬貨
2014年 新幹線鉄道開業50周年記念硬貨
2015年 新幹線鉄道開業50周年記念硬貨:東海道新幹線
2015年 東日本大震災復興事業記念貨幣
2015年 東京2020オリンピック競技大会記念
2016年 東京2020パラリンピック競技記念硬貨
2017年 第8回アジア冬季競技大会記念硬貨

「●」の入っている記念硬貨を見て分かるように、年代の古さは関係していません。また、白銅貨だけでなく銀貨も対象となっているものがあります。

このような傾向から、金貨をお持ちなら高く売れるかも、それ以外なら両替になるかもといった風に捉えておいてもいいかもしれません。

額面以上となるプレミアな記念硬貨

金貨の記念硬貨は高値がつきやすいという話をしました。以下が日本の記念硬貨の金貨になります。

  • 金貨の記念硬貨一覧
  • 天皇陛下御在位60年記念
  • 天皇陛下御即位記念
  • 皇太子殿下御成婚記念
  • 長野オリンピック冬季競技大会記念
    (第1次)
  • 長野オリンピック冬季競技大会記念
    (第2次)
  • 長野オリンピック冬季競技大会記念
    (第3次)
  • 天皇陛下御在位10年記念
  • 2002FIFAワールドカップ™記念
  • 2005年日本国際博覧会記念
  • 天皇陛下御在位20年記念
  • 東日本大震災復興事業記念
    (第一次発行分)
  • 東日本大震災復興事業記念
    (第二次発行分)
  • 東日本大震災復興事業記念
    (第三次発行分)
  • 東日本大震災復興事業記念
    (第四次発行分)
  • 東日本大震災復興事業記念
    (第四次発行分)
  • 東京2020オリンピック競技大会記念
    (第三次・「勝利」と「栄光」と「心技体」)
  • 東京2020オリンピック競技大会記念
    (第一次・流鏑馬と心技体)
    追加発行分
  • 東京2020オリンピック競技大会記念
    (第三次・「勝利」と「栄光」と「心技体」)
    追加発行分
  • 東京2020パラリンピック競技大会記念
    (第四次・「聖火ランナー」と「国立競技場」と「心技体」)
  • 天皇陛下御在位30年記念
  • ラグビーワールドカップ2019™日本大会記念
  • 天皇陛下御即位記念

金貨でなくても未使用品などであれば高値になる可能性もあります。値打ちがあるかもと気になる方はまず買取業者に相談してみましょう。

電話で自分の持っている記念硬貨の価値を大まかに教えてもらい本格的に査定に出すべきか決めることもできます。他の処分したい品物と一緒に査定に出すのもいいでしょう。

査定・出張費用などすべて無料でできますし、少しでも高く売りたい方はぜひ買取店を利用してみてください。

日本の記念硬貨の買取相場をチェックしたい方は以下の記事を参考にご覧ください。

記念コイン

【保存版】記念コイン・硬貨の価値は?相場と買取価格一覧《まとめ》

親や親族の遺品を整理しているときに、見慣れない記念コインや硬貨が見つかることがあ……続きを読む

日本の記念コインを高く買取するための”3つの注意点”

記念コインを買取に出そうと決めたかは以下の点に注意して査定に出すのがいいでしょう。

  • 未使用・未開封ならそのままに。良い保存状態をキープしておく
  • 付属品・セット内容はできる限り揃えておく

理想としては未使用、未開封のものが望ましいですが、今からどうすることもできませんので、できる限り保存の状態を良く保っておくことが大事です。

コレクター的な価値によって高値がつくので、硬貨の汚れやキズ、変形などがあるとマイナス査定につながりやすいです。

記念コインはセットで販売されているものが多いですが、その場合、他の硬貨も全部揃っていた方がプラス査定となりやすいです。

また、コインの購入時についているケースや説明書などの付属品も重要で、販売されていた状態に近い方が買取価格もアップしやすいです。

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まとめ

並べられた銀貨

今回は、記念硬貨の換金や買取について解説しました。

ご自宅にある記念硬貨の使い方は大きく分けて3種類あります。

  1. 貨幣として使用
  2. 換金・両替
  3. 買取

有効利用しようと思えばこのどれかになりますが、お得な使い道は買取、換金・両替、貨幣として使用という順になります。

記念硬貨はどれだけ古い記念硬貨であっても額面通りの価値で使用できます。「1000YEN」となっている硬貨なら、1000円分の価値があります。

両替する際には銀行の窓口での両替が通常です。手数料に関してはどこの銀行も無料が一般的です。

ここが注意

買取店で記念硬貨を査定してもらうと額面以上の値で売れることもあり、種類によってはそのまま両替するのはもったいない場合もあります。

プレミアがつくかどうかの見極め方のひとつとして「素材」を見てみるのが分かりやすいです。金貨であれば素材価値が高いので、高値がつきやすい傾向にあります。

金貨でなくても額面を超える記念硬貨もありますので、値打ちがあるか気になるといいう方はまず買取業者に相談してみましょう。電話で自分の持っている記念硬貨の価値を大まかに教えてもらい本格的に査定に出すべきか決めることもできます。

また、他の処分したい品物と一緒に査定に出すのもいいでしょう。査定・出張費用などすべて無料でできますし、少しでも高く売りたい方はぜひ買取店を利用してみてください。

この記事の監修者

堀内 秀磨のアバター 堀内 秀磨 監修者

「もっと価値を見つける」をテーマに古銭の買取現場に立ち会い価格交渉を経験。現在は古銭買取メディアの立ち上げから運営、さらに自ら古銭を売買を行うため古物商を取得(奈良県公安委員会 第641180000388号)。WEBメディアを通じて分かりにくいことを分かりやすく解説し、リユースに関する正しい知識を提供し、適切な判断ができるように情報を発信中。

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