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【保存版】5円硬貨の価値はいくら?買取価格&平均相場《全5種類》

5円硬貨

※当ページには一部広告が含まれています。

キャッシュレス化が推し進められているとはいえ、日本国内では未だ現金が根強い人気を誇っています。そうした中で、紙幣と並び硬貨もまた普段からよく使うものとして生活に馴染んでいます。

この記事では、数多くある硬貨の中でも特に5円硬貨に着目して、そこに古銭としての価値を探ります。

硬貨の種類別の買取価格や平均相場など、役に立つ情報をまとめて一覧にしたものもありますから、古銭買取の参考にしてください。

▼【画像付】5円硬貨の買取相場一覧▼

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目次

5円硬貨とはどんな貨幣?鑑定価値は高いの?

5円黄銅貨(楷書体)

As6673, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

5円硬貨は、1871年に初めて製造されて以来、100年以上にわたって古くから人々に使われてきた硬貨です。発行された当時は特徴的な穴が存在せず、材質も金で出来ていました。

現在の5円硬貨の中心に穴が開けられている理由としては、視覚障害者でも判別が容易になることと、材料費の節約がその主な理由です。この形の5円硬貨の発行が開始されたのは1948年(昭和23年)と、比較的近年になります。

歴史の中で2度、デザインの変更が行われており、その年代によって鑑定価値に大きく違いが生じるのも特徴です。以下、5円硬貨を5つの種類に分類したうえで、買取相場価格と鑑定価値を詳しく見ていきましょう。

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【全5種類】5円硬貨の買取相場価格と鑑定価値一覧≪画像付き≫

5円硬貨は発行から現在に至るまで、2度デザインが変更されています。そのため種類が多く、一見すると分からないものもあります。この項では、画像を交えながら種類別の相場と鑑定価値を見ていきます。

【全5種類】5円硬貨の買取相場価格と鑑定価値一覧

①【旧5円金貨・硬貨】鑑定価値と買取相場価格

旧5円硬貨


As6022014 – As6022014が撮影, CC 表示 3.0, リンクによる

時代 1870年~1871年
価値 B
相場 1万円~30万円
素材
画像出典 wiki「日本の金貨」

旧5円硬貨は、1870年(明治3年)から1871年(明治4年)まで発行されていた硬貨です。龍の図柄があしらわれており、現代で流通している5円硬貨よりもさらに艶やかな金色であることが特徴です。

旧5円硬貨の買取相場は軒並み高く、未使用品であればどの年代のものでも20万円を超えることが予想されます。美品であれば6万円から14万円、並品であっても2万円から5万円になります。

また、一部には明瞭ウロコと呼ばれる龍の図柄がより鮮明なものも存在しており、この場合の買取価格はさらに高くなることが期待できます。

【年代別】旧5円金貨・硬貨
平均買取相場
年代別 並品 美品(未使用含む)
1870年(明治3年) 2万円~5万円 5万円~25万円
1871年(明治4年) 1万円~5万円 5万円~25万円
明瞭ウロコ 3万円~5万円 5万円~30万円

②【新5円金貨・硬貨】鑑定価値と買取相場価格

新5円硬貨


As6022014 – As6022014が撮影, CC 表示 3.0, リンクによる

時代 1976年
価値 C
相場 5,000円~500万円
素材
画像出典 wiki「日本の金貨」

新5円硬貨は、1897年(明治30年)から1930年(昭和5年)まで発行されていた硬貨です。表に五圓の額面があしらわれ、裏面は日章図と八稜線の意匠が凝らされています。

新5円硬貨は古銭の中でも比較的高価買取が可能な部類であり、未使用品であれば最低5万円から最高20万円、美品では2万円から8万円、並品でも5000円から2万円の買取価格が期待できます。

また、昭和5年に発行されたものは特に価値が高く、未使用品であれば一枚で400万円から600万円もの価値がつくことがあります。

【年代別】新5円金貨・硬貨
平均買取相場
年代別 並品 美品(未使用含む)
1897年(明治30年) 5000円~1万円 1万円~10万円
1898年(明治31年) 5000円~1万円 1万円~10万円
1903年(明治36年) 1万円~5万円 5万円~20万円
1911年(明治44年) 1万円~2万円 2万円~15万円
1912年(明治45年) 5000円~1万円 1万円~10万円
1913年(大正2年) 1万円~2万円 2万円~15万円
1924年(大正13年) 1万円~2万円 2万円~15万円
1930年(昭和5年) 100万円~200万円 200万円~600万円

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③【5円黄銅貨(穴ナシ)】鑑定価値と買取相場価

5円黄銅貨(穴ナシ)

As6673, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

時代 1948年~1949年
価値 D
相場 5円~500円
素材 黄銅
画像出典 wiki「五円硬貨」

5円黄銅貨は、1948年(昭和23年)に発行され、1949年(昭和24年)まで使われていた硬貨です。大きな特徴として、5円硬貨特有の中心の穴が無く無孔で、表面に国会議事堂、裏面に鳩、梅花があしらわれています。

2年間しか発行されていないため希少価値に富んでいるように思えますが、枚数自体は多く発行されたためそれほど高額にはなりません。買取相場としては未使用で120円から800円、美品で5円から50円程度となっています。

【年代別】5円黄銅貨(穴ナシ)
平均買取相場
年代別 並品 美品(未使用含む)
1948年(昭和23年) 5円~10円 10円~500円
1949年(昭和24年) 5円 5円~500円

④【5円黄銅貨(楷書体)】鑑定価値と買取相場価格

5円黄銅貨(楷書体)

As6673, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

時代 1949年~1958年
価値 D
相場 5円~1万円
素材 黄銅
画像出典 wiki「五円硬貨」

楷書体5円銅貨は、1949年(昭和24年)から1958年(昭和33年)まで発行されていた硬貨です。表には稲穂と水と歯車の意匠が施され、文字はすべて筆で書いたような楷書体が採用されているのが特徴です。通称フデ五とも呼ばれます。

楷書体五円銅貨の鑑定価値と買取相場は、未使用品で200円から1万2000円、美品で5円から50円、並品はすべて額面通りの5円となります。

特に買取価格が高いのは昭和27年発行のもので、1枚で1万円以上の値がつくこともあります。

【年代別】5円黄銅貨(楷書体)
平均買取相場
年代別 並品 美品(未使用含む)
1949年(昭和24年) 5円 5円~1000円
1950年(昭和25年) 5円 5円~1000円
1951年(昭和26年) 5円 5円~1000円
1952年(昭和27年) 5円 5円~1万円
1953年(昭和28年) 5円 5円~1500円
1957年(昭和32年) 5円 5円~5000円
1958年(昭和33年) 5円 5円~1000円

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⑤【5円黄銅貨(ゴシック体)】鑑定価値と買取相場価格

5円

時代 1959年~
価値 D
相場 5円~1000円
素材 黄銅
画像出典 なし

ゴシック体5円銅貨は、1959年(昭和34年)から現在まで発行されている硬貨です。図柄や意匠は楷書体5円銅貨と同じですが、文字がすべてゴシック体であるのが特徴です。

ゴシック体5円銅貨の買取価格相場は、未使用品で5円から1000円、美品、並品で5円から500円の相場となっています。

特に平成22年から25年の間に発行された5円硬貨は希少価値が高く、美品でも最高500円の値が付くこともあります。

【年代別】5円黄銅貨(ゴシック体)
平均買取相場
年代別 並品 美品(未使用含む)
1959年(昭和34年) 5円~10円 10円~1000円
1960年(昭和35年) 5円 5円~1000円
1961年(昭和36年) 5円 5円~500円
1962年(昭和37年) 5円 5円~500円
1963年(昭和38年) 5円 5円~100円
1964年(昭和39年) 5円 5円~100円
1965年(昭和40年) 5円 5円~100円
1966年(昭和41年) 5円 5円~100円
1967年(昭和42年) 5円 5円~100円
1968年(昭和43年) 5円 5円~50円
1969年(昭和44年) 5円 5円~50円
1970年(昭和45年) 5円 5円~50円
1971年(昭和46年) 5円 5円~50円
1972年(昭和47年) 5円 5円~50円
1973年(昭和48年) 5円 5円~50円
1974年(昭和49年) 5円 5円~50円
1975年(昭和50年) 5円 5円~50円
1976年(昭和51年) 5円 5円~50円
1977年(昭和52年) 5円 5円~50円
1978年(昭和53年) 5円 5円~50円
1979年(昭和54年) 5円 5円~50円
1980年(昭和55年) 5円 5円~50円
1981年(昭和56年) 5円 5円~50円
1982年(昭和57年) 5円 5円~50円
1983年(昭和58年) 5円 5円~50円
1984年(昭和59年) 5円 5円~50円
1985年(昭和60年) 5円 5円~50円
1986年(昭和61年) 5円 5円~50円
1987年(昭和62年) 5円 5円
1988年(昭和63年) 5円 5円
1989年(昭和64年) 5円 5円
1989年(平成元年) 5円 5円
1990年(平成2年) 5円 5円
1991年(平成3年) 5円 5円
1992年(平成4年) 5円 5円
1993年(平成5年) 5円 5円
1994年(平成6年) 5円 5円
1995年(平成7年) 5円 5円
1996年(平成8年) 5円 5円
1997年(平成9年) 5円 5円
1998年(平成10年) 5円 5円
1999年(平成11年) 5円 5円
2000年(平成12年) 5円 5円~100円
2001年(平成13年) 5円 5円
2002年(平成14年) 5円 5円
2003年(平成15年) 5円 5円
2004年(平成16年) 5円 5円
2005年(平成17年) 5円 5円~50円
2006年(平成18年) 5円 5円~50円
2007年(平成19年) 5円 5円~300円
2008年(平成20年) 5円 5円~100円
2009年(平成21年) 5円 5円~100円
2010年(平成22年) 100円~500円 500円~1000円
2011年(平成23年) 100円~500円 500円~1000円
2012年(平成24年) 100円~500円 500円~1000円
2013年(平成25年) 100円~500円 500円~1000円
2014年(平成26年) 5円 5円
2015年(平成27年) 5円 5円

超希少!100万円のプレミア価値がある”5円玉”が存在する

調査・鑑定

ここまでそれぞれの5円硬貨の鑑定価値と価格相場についてお話ししましたが、実は5円硬貨には、たった1枚で100万円もの価値を持つものが存在します。当然滅多に手に入るものでもなければ、当時一般に流通している物でもありませんでした。

通称アルミフデ五と呼ばれるそれは、昭和26年に発行されたもので、試鋳貨と呼ばれる見本の硬貨です。デザインは通常のフデ五と変わりませんが、材質がアルミニウムとなっているのが大きな特徴です。

世界での現存数は数枚とも呼ばれるアルミフデ五の買取相場は、未使用品で100万円前後と言われています。

ここがポイント2011年の取引では108万円の値が付いたことから、現在ではもう少し高額での取引になるのではと期待されています。

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5円硬貨を買取査定に出す際に注意する『3つのポイント』

4箇所をチェック

古銭は確かに価値あるものですが、管理の仕方如何によっては買取価格が変動します。この項では5円硬貨を買取査定に出す際に特に注意したいポイントを、3つに分けてお話しします。

5円硬貨を買取査定に出す際に注意する『3つのポイント』

【注意点1】状態が劣化しないうちに5円硬貨を買取してもらう

鑑定してもらっている夫婦

5円硬貨はいずれも金属で作られているため、経年劣化が起こります。買取相場一覧でもお話しした通り、発行年数が同じでも状態によって買取価格に雲泥の差が生まれてしまいます。

発見した当時は綺麗でも、年数が経つうちに徐々に劣化し、買取に出した時には最低金額しか提示されなかったという事も現実に起こり得ます。事情があってすぐに買取に出せない場合でも、保存状態には気を配るようにしましょう。

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【注意点2】5円硬貨をオークションではなく買取業者に依頼する

ポイントと書かれた紙を指差す

いかにも価値のありそうな5円硬貨であれば、できるだけ多くの人の目に触れるオークションが販売方法として適していると考える人も居ますが、これは誤りです。

古銭は単に硬貨というだけではなく、美術品としての側面も持っています。そのため、コレクターと呼ばれる人々が一定数存在しています。

ここが注意

素人と違って豊富な知識を持っている人は古銭の価値も分かるため、相場よりも低い価格で買い取られてしまう可能性があるのです。

豊富な買取実績と知識を持つプロの在中する買取業者であれば、古銭の価値をプロの視点から決定してくれます。5円硬貨を買取に出す際は、オークションではなく買取業者に依頼しましょう。

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【注意点3】汚れを下手に落とそうとしない

掃除道具

どんな品物であっても、それを査定に出すことが前提となっているのであれば、綺麗であることに越したことはありません。事実、車などは査定前に洗車、掃除をしておくだけで査定額に影響するということもあります。

しかし、古銭は美術品としての側面が強いため、素人が下手に磨いて汚れを落とそうとすると、かえって傷つけてしまい価値を下げる可能性があります。また、やりすぎると貨幣損傷と見做され法律で罰せられてしまいます。

並べられた硬貨

古銭の正しい洗い方・洗浄方法&汚れをキレイにするコツ【注意点】

古銭や記念硬貨を買取してもらう時に、高値をつけたいのなら汚れをきれいにする方法を……続きを読む

まとめ

5円硬貨

ほとんど毎日目にする5円硬貨ですが、中には高額なものも紛れ込んでいます。流石に希少価値の高いアルミフデ五や昭和5年発行の新5円硬貨を目にする機会は滅多にありませんが、意識して探してみると良いでしょう。

【全種類】5円硬貨一覧
平均買取相場まとめ
5円硬貨 平均買取相場
旧5円金貨・硬貨 1万円~30万円
新5円金貨・硬貨 5,000円~500万円
5円黄銅貨(穴ナシ) 5円~500円
5円黄銅貨(楷書体) 5円~1万円
5円黄銅貨(ゴシック体) 5円~1000円

万一、希少な古銭を入手したら、極力手を加えずに買取業者に持っていき、適正価格にて買い取ってもらうようにしましょう。いつまでも保存しておくと経年劣化が起こり、せっかくのお宝を台無しにしてしまいます。

ここが注意

繰り返しになりますが、5円硬貨を売却する場合は買取相場を熟知し、鑑定力がない買取業者だと安く買い叩かれてしまいます。当編集部では人気の古銭買取店20社以上比較し、以下の記事ではランキング5社に厳選しました。売却前には必ずご覧ください。

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5円硬貨以外の硬貨一覧
平均買取相場まとめ
硬貨一覧 平均買取相場
500円硬貨 500円~2,000円
100円硬貨 100円~1,000円
50円硬貨 50円~4,000円
20円硬貨 1円~800万円
10円硬貨 10円~2000万円
5円硬貨 5円~500万円
2円硬貨 5,000円~900万円
1円硬貨 1円~700万円
50銭硬貨 1円~800万円
20銭硬貨 20円~400万円
10銭硬貨 1円~80万円
5銭硬貨 1円~20万円
2銭硬貨 10円~10万円
1銭硬貨 1円~2万5000円
半銭硬貨 10円~25万円
5厘硬貨 10円~1,000円
1厘硬貨 30円~75万円
記念硬貨 500円~3万円
現代硬貨・貨幣 1円~700万円
日本の硬貨・小銭 1円~900万円
地方自治法施行60周年記念硬貨 1円~3万円
ここがポイント硬貨以外の買取相場もご覧になりたい方は古銭、古紙幣、海外紙幣など全種類をまとめた下記関連記事をご欄ください。また、古銭硬貨を高く売る方法も合わせてチェックしてください。
世界のお金

【全種類】古銭・古紙幣・硬貨・コインの相場価値一覧《2024最新》

古銭の種類は幅広く、古銭買取で扱っているのは日本の古い硬貨・紙幣だけでなく、海外……続きを読む
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