古銭鑑定団

【50銭硬貨・銀貨】買取価値はいくら?平均価格&査定相場《全7種類》

50銭硬貨
古銭の種類

50銭硬貨はかつて日本で発行されていた銀貨です。日本国内で流通していた貨幣の多くが銀貨であったのですが、明治時代より以前では粗悪なものも多く流通していました。

そのため明治政府樹立とともに、貿易一円銀が制定されています。これと同時に50銭以下の補助銀貨も発行されました。

ここではこの50銭硬貨について詳しく調べてみます。古銭的な価値はもちろんですが、現在の買取相場価格などについても紹介します。50銭硬貨は発行された種類も多く、発行年別に買取相場価格も異なるのが特徴です。

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50銭硬貨・銀貨とは?種類はどれくらいある?

50銭硬貨・銀貨(明治5年・旭日龍・小型)
As6673, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

50銭硬貨は明治時代に初めて発行されたもので、以降も大正・昭和と時代が移っても発行されてきた通貨です。大きくは第二次世界大戦以前と以後に分けることができます。前者が6種類、後者が2種類と合計で8種類の硬貨が発行されました。

比較的に近代に発行された通貨であることから、古銭的はさほど高くはありません。ただ中にはかなり高額の買取相場価格となっている希少価値の高いものもあります。

ちなみに50銭硬貨はエラー硬貨であれば、より価値が高まります。

  • 影打ち
  • 角度ずれ
  • 陰写りエラー
  • 片面打ちエラー
ここがポイントこれらのエラーはわかりやすいものほど、買取相場価格が高まります。ただ素人では判別が難しいのでできれば、専門の業者に見てもらうのが確実でしょう。

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【全7種類】50銭硬貨・銀貨の買取相場価格と鑑定価値一覧≪画像付き≫

では実際に50銭硬貨の買取相場価格などを見ていきます。ただし50銭硬貨は発行年度などによって値段が変わります。

ですが発行年度数も多いため、ここでは高額になるものと低額になるものを中心として紹介していきましょう。

【全7種類】50銭硬貨・銀貨の買取相場価格と鑑定価値一覧

①【旭日竜大型50銭硬貨・銀貨】鑑定価値と買取相場価格

50銭硬貨・銀貨(明治4年・旭日龍)
As6673, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
時代 1870年~1871年
価値
相場 500円~5万円
素材 銀・銅
画像出典 wiki「日本の銀貨」

最初に発行されたのが旭日竜大型50銭硬貨です。表面には竜図が描かれ、裏面には日章と八稜鏡がデザインされたことから、旭日竜大型50銭硬貨と呼ばれます。

ただ明治4年発行の前期と後期はかなり見極めが難しいため、専門の業者に依頼をしましょう。

【種類別】旭日竜大型50銭硬貨・銀貨
平均買取相場
種類別 並品 美品(未使用含む)
1870年(明治3年) 500円~1000円 1000円~2万5000円
前期(明治4年) 500円~3000円 3000円〜5万円
後期(明治4年) 500円~1000円 1000円〜2万円

最も買取相場価格が高くなるのは明治4年前期に発行されたもので、最も価値が低くなるのが明治3年に発行されたものです。

②【旭日竜小型50銭硬貨・銀貨】鑑定価値と買取相場価格

50銭硬貨・銀貨(明治5年・旭日龍・小型)
As6673, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
時代 1871年
価値
相場 500円~20万円
素材 銀・銅
画像出典 wiki「日本の銀貨」

明治4年に発行された50銭硬貨の1つが、旭日竜小型です。先述の大型とは発行年度数も同じですが、サイズが少し小さくなります。

ただ図柄が同じもので大竜・小竜と呼ばれている2種類があるので注意しましょう。この2つの見極めが難しい硬貨でもあります。

【種類別】旭日竜小型50銭硬貨・銀貨
平均買取相場
種類別 並品 美品(未使用含む)
明治4年・小竜 500円~1000円 1000円~3万円
明治4年・大竜 1万円~3万円 3万円~20万円

古銭的な価値としては大竜の方にあります。

③【竜50銭硬貨・銀貨】鑑定価値と買取相場価格

50銭硬貨・銀貨(明治6年・龍)
As6673, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
時代 1873年
価値
相場 100円~800万円
素材 銀・銅
画像出典 wiki「日本の銀貨」

明治6年から明治38年まで発行されたのが、竜50銭硬貨です。図柄は表に竜図で裏には五十餞と額面の表記があるのが特徴になります。硬貨裏面の下の図柄にある枝の切り口が、上向きか下向きかの2種類が存在します。

【年代別】竜50銭硬貨・銀貨
平均買取相場
年代別 並品 美品(未使用含む)
1873年(明治6年) 500円~2000円 2000円~3万円
長年(明治6年) 5000円~1万円 1万円~10万円
1874年(明治7年) 20万円~50万円 50万円~500万円
下切(明治9年) 10万円~30万円 30万円~300万円
上切(明治9年) 10万円~30万円 30万円~300万円
下切(明治10年) 10万円~20万円 20万円~200万円
上切(明治10年) 5万円~10万円 10万円~200万円
1880年(明治13年) 50万円~100万円 100万円~800万円
1885年(明治18年) 2000円~5000円 5000円~15万円
下切(明治30年) 100円~500円 500円~2万円
上切(明治30年) 1万円~2万円 2万円~15万円
下切(明治31年) 500円~1000円 1000円~3万円
上切(明治31年) 100円~500円 500円~1万円
1899年(明治32年) 100円~500円 500円~1万円
1900年(明治33年) 100円~500円 500円~5万円
1901年(明治34年) 500円~1000円 1000円~5万円
1902年(明治35年) 1000円~3000円 3000円~10万円
1903年(明治36年) 500円~2000円 2000円~5万円
1904年(明治37年) 100円~500円 500円~1万円
下切(明治38年) 100円~500円 500円~1万円
上切(明治38年) 100円~500円 500円~2万円

買取相場価格に差があるのは、発行年度によって価格が異なるためです。特に明治13年に発行された竜50銭硬貨は、圧倒的なプレミア硬貨だと言えるでしょう。

④【竜50銭硬貨・銀貨(明治30年)】鑑定価値と買取相場価格

50銭硬貨・銀貨(明治30年・龍)
As6673, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
時代 1897年
価値
相場 100円~15万円
素材 銀・銅
画像出典 wiki「日本の銀貨」

次に紹介するのは明治30年に発行された竜50銭硬貨です。この年度の50銭硬貨には下切と上切の2つがあります。この下切と上切は先述した枝の切り口による違いにあるものです。プレミアがついているのは上切の方になります。

【年代別】竜50銭硬貨・銀貨
平均買取相場
年代別 並品 美品(未使用含む)
明治30年・下切 100円~500円 500円~2万円
明治30年・上切 1万円~2万円 2万円~15万円

上切の竜50銭硬貨かどうかは、専門家に判断を委ねた方がいいでしょう。

⑤【旭日50銭硬貨・銀貨】鑑定価値と買取相場価格

50銭硬貨・銀貨(明治40年・旭日)
As6673, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
時代 1906年
価値
相場 10円~1万円
素材 銀・銅
画像出典 wiki「日本の銀貨」

明治39年から大正6年まで発行されたのが、旭日50銭硬貨です。表面には菊の紋章が刻まれており、裏面には大日本50SENの刻印があります。

比較的に発行枚数が多く、見つかることも多いでしょう。最も古銭的な価値が高くなるのは、大正元年と4年発行のものです。

【年代別】旭日50銭硬貨・銀貨
平均買取相場
年代別 並品 美品(未使用含む)
1906年(明治39年) 100円~200円 200円
1907年(明治40年) 10円~100円 100円~1万円
1908年(明治41年) 10円~100円 100円~1万円
1909年(明治42年) 10円~100円 100円~1万円
1910年(明治43年) 10円~100円 100円~1万円
1911年(明治44年) 10円~100円 100円~1万円
1912年(明治45年) 10円~100円 100円~1万円
1912年(大正元年) 100円~500円 500円~2万円
1913年(大正2年) 10円~100円 100円~1万円
1914年(大正3年) 100円~500円 500円~2万円
1915年(大正4年) 100円~500円 500円~2万円
1916年(大正5年) 10円~100円 100円~5000円
1917年(大正6年) 10円~100円 100円~5000円

⑥【八咫烏50銭硬貨・銀貨】鑑定価値と買取相場価格

画像なし

時代 1918年
価値
相場 10万円~150万円
素材 銀・銅
画像出典 なし

大正7年と8年に発行された50銭硬貨は、八咫烏50銭硬貨と呼ばれています。表面には鳳凰が刻印され、裏側には八咫烏がデザインされているものです。

銀の相場が高騰したこともあり、ほとんど流通しなかったという幻のプレミア銀貨です。

【年代別】八咫烏50銭硬貨・銀貨
平均買取相場
年代別 並品 美品(未使用含む)
1918年(大正7年) 10万円~50万円 50万円~100万円
1919年(大正8年) 10万円~50万円 50万円~150万円

未使用品レベルで100万円を超えるため、かなり高額な50銭硬貨です。

⑦【鳳凰50銭硬貨・銀貨】鑑定価値と買取相場価格

50銭硬貨・銀貨(大正11年・鳳凰)
As6673, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
時代 1922年~1938年
価値
相場 10円~2万円
素材 銀・銅
画像出典 wiki「日本の銀貨」

最後に大正11年から昭和13年まで発行された、鳳凰50銭硬貨を紹介します。表面には鳳凰が描かれていて、裏面には大日本との刻印があるのが特徴です。

さほど古銭的な価値は高くありませんが、昭和13年発行のものは枚数が少なく希少価値があります。

【年代別】鳳凰50銭硬貨・銀貨
平均買取相場
年代別 並品 美品(未使用含む)
1922年(大正11年) 10円~100円 100円~2000円
1923年(大正12年) 10円~100円 100円~1000円
1924年(大正13年) 10円~100円 100円~1000円
1925年(大正14年) 10円~100円 100円~2000円
1926年(大正15年) 10円~100円 100円~2000円
1928年(昭和3年) 10円~50円 50円~2000円
1929年(昭和4年) 10円~100円 100円~5000円
1930年(昭和5年) 10円~100円 100円~2000円
1931年(昭和6年) 10円~50円 50円~1000円
1932年(昭和7年) 10円~50円 50円~1000円
1933年(昭和8年) 10円~100円 100円~2000円
1934年(昭和9年) 10円~50円 50円~1000円
1935年(昭和10年) 10円~50円 50円~1000円
1936年(昭和11年) 10円~50円 50円~500円
1937年(昭和12年) 10円~50円 50円~500円
1938年(昭和13年) 1000円~5000円 5000円~2万円

見極めが難しいため、専門の業者に依頼しましょう。

50銭硬貨・銀貨の知っておきたい『2つのポイント』

4箇所をチェック

最後に50銭硬貨を売るのなら、知っておきたい2つのポイントを紹介していきましょう。このポイントを理解しておけば、50銭硬貨も正しい価値で売ることができるはずです。古銭は正しい評価をつけられにくいので、十分に注意しておきましょう。

50銭硬貨・銀貨の知っておきたい『2つのポイント』

【ポイント1】50銭硬貨・銀貨の当時の価値について

スマホでオークションをする女性

そもそも50銭硬貨とは、どのくらいの価値があったのでしょうか。現代を生きる日本人は円という通貨単位しかしりません。明治や昭和初期までは補助通貨として、銭や厘という単位の通貨がありました。

例えば物価で良く比較されるのがタマゴです。明治8年の資料によるとタマゴ1つが1.2銭とあります。

我々が知るタマゴは10個入りが基本ですので、現代的に見ると12銭です。つまり感覚的には50銭硬貨は500円程度であったと推測できます。

【ポイント2】50銭硬貨・銀貨が偽物か本物か見極めるなら専門業者へ

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50銭硬貨などの古銭の買取には複数の手段があります。

  • リサイクルショップ
  • 店舗型の専門業者
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などが代表的な手段でしょう。この中で最も正確に価値を判断してくれるのは、専門の業者になります。

ここが注意

古銭は発行年度やホンのわずかなデザインのズレなどで、大きく買取相場価格が異なるためです。

ただ店舗型の専門業者が家の近くにあればいいのですが、そうではない場合も多いでしょう。そこで日本全国を対象としている、出張型の専門業者が人気となっています。

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古銭を高く売るなら『出張買取』で決まり!メリット・デメリット一覧

古銭を出張買取してもらうメリット・デメリット 出張買取には4つのメリッ……続きを読む

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まとめ

50銭硬貨

明治時代から昭和初期まで発行されていた、50銭硬貨の情報をまとめてみました。発行年代によって古銭的な価値がかなり変わる硬貨の1つです。

【全種類】50銭硬貨一覧
平均買取相場まとめ
種類一覧 平均買取相場
旭日竜大型50銭硬貨・銀貨 500円~5万円
旭日竜小型50銭硬貨・銀貨 500円~20万円
竜50銭硬貨・銀貨 100円~800万円
竜50銭硬貨・銀貨(明治30年) 100円~15万円
旭日50銭硬貨・銀貨 10円~1万円
八咫烏50銭硬貨・銀貨 10万円~150万円

安価なものであれば10円程度でしかありませんが、高額なものは数百万円もの買取相場価格となっています。ただ発行枚数も多く、発行種類や細かなデザインの違いなどを見極めるには、専門的な知識や経験が必要となります。

そのためリサイクルショップなどではなく、専門の業者を利用した方がいいでしょう。正しい価値を判断してもらうと、かなりの買取額になるかもしれません。

ここが注意

繰り返しになりますが、50銭硬貨を売却する場合は買取相場を熟知し、鑑定力がない買取業者だと安く買い叩かれてしまいます。当編集部では人気の古銭買取店20社以上比較し、以下の記事ではランキング5社に厳選しました。売却前には必ずご覧ください。

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50銭硬貨以外の硬貨一覧
平均買取相場まとめ
硬貨一覧 平均買取相場
500円硬貨 500円~2,000円
100円硬貨 100円~1,000円
50円硬貨 50円~4,000円
20円硬貨 1円~800万円
10円硬貨 10円~2000万円
5円硬貨 5円~500万円
2円硬貨 5,000円~900万円
1円硬貨 1円~700万円
50銭硬貨 1円~800万円
20銭硬貨 20円~400万円
10銭硬貨 1円~80万円
5銭硬貨 1円~20万円
2銭硬貨 10円~10万円
1銭硬貨 1円~2万5000円
半銭硬貨 10円~25万円
5厘硬貨 10円~1,000円
1厘硬貨 30円~75万円
記念硬貨 500円~3万円
現代硬貨・貨幣 1円~700万円
日本の硬貨・小銭 1円~900万円
地方自治法施行60周年記念硬貨 1円~3万円
ここがポイント硬貨以外の買取相場もご覧になりたい方は古銭、古紙幣、海外紙幣など全種類をまとめた下記関連記事をご欄ください。また、古銭硬貨を高く売る方法も合わせてチェックしてください。
世界のお金

【全種類】古銭・古紙幣・硬貨・コインの相場価値一覧《2023最新》

穴銭・絵銭 『穴銭(あなせん)』は文字通り、穴の開いた形をしているのが……続きを読む

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