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半銭硬貨・銅貨は明治時代に製造されたものですので家の蔵を掃除していたら、半銭硬貨・銅貨がでてきたなんてこともあるのではないでしょうか。また、高齢の方が大事に保管していた、なんてこともあります。
もちろん今は使用することができない古銭ですし、昔の方なら特に珍しくもないと思うかもしれません。ですが半銭硬貨・銅貨は製造年によっては非常に希少価値が高いものもあります。
ここでは半銭硬貨・銅貨の特徴と買取価格についてまとめています。
半銭硬貨・銅貨とは?どんな貨幣なの?
半銭硬貨・銅貨とは明治6年から明治21年まで、約16年間発行・流通していた貨幣です。
明治3年の新価条例施行によって、最初に製造された補助貨幣は2銭銅貨・1銭銅貨・一厘銅貨、そしてこの半銭銅貨の4種類で、半銭銅貨は1銭銅貨に次いで発行枚数が多い貨幣です。
半銭とは5厘銭と同じで、大正5年から4年間5厘青銅貨は発行されていますが、半銭という名称はこの貨幣のみとなります。
年代が古い貨幣ではありますが、発行枚数も多かったため一部の年銘を除き、それほど価値は高まっているわけではありません。
【最新】半銭硬貨・銅貨の買取相場価格と鑑定価値一覧≪画像付き≫
半銭硬貨・銅貨は、基本的に1種類しか製造・発行されていませんが、製造年によって価値が高く買取相場も高くなっている貨幣もあります。もちろん貨幣の保管状態にもよりますが、未使用品だと数十万円もの価値があるものもあります。
【半銭硬貨・銅貨(明治6年・龍)】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 1873年〜1888年 |
---|---|
価値 | C |
相場 | 500円~5,000円 |
素材 | 銅・錫・亜鉛 |
画像出典 | wiki「日本の補助貨幣」 |
半銭硬貨・銅貨が最初に発行されたのが明治6年銘のものです。そのため、半銭硬貨・銅貨の中で最も古い年銘になります。
また、実際に製造されたのは明治7年で発行枚数は1,680万4,440枚とされていますが、明治7年と一緒に表記されており明治6年銘のみの正確な枚数はわかりません。
価値が高いことからも少なかったと思われます。以下が状態別の明治6年銘の半銭硬貨・銅貨の買取相場です。
並品 | 50円~200円 |
---|---|
美品 | 500円~3,000円 |
未使用品 | 1万5,000円~3万円 |
もっとも古い半銭硬貨・銅貨であるため、状態が悪いものもあるでしょう。また今は状態が良くても、今後保管状態によっては劣化が進んでしまう恐れもあるので、しっかりと保管しておきたいものです。
【年代別】半銭硬貨・銅貨の買取価格リスト一覧
種類 | 美品 | 未使用 |
---|---|---|
明治6年 | 6,500円 | 30,000円 |
明治7年 | 6,500円 | 35,000円 |
明治8年 | 6,000円 | 40,000円 |
明治9年 | 6,000円 | 37,500円 |
明治10年 | 40,000円 | 250,000円 |
明治10年 | 1,250円 | 7,000円 |
明治12年 | 5,000円 | 80,000円 |
明治13年以降 | 600~2,500円 | 4,500~12,000円 |
明治25年 | 不明 | 不明 |
明治10年の半銭銅貨は『波ウロコ』か『角ウロコ』で価値が違う
明治10年に発行された半銭銅貨は細かく分けると2種類あり、一般的に波ウロコと角ウロコに分類されます。さらに細分化すると、波ウロコもウロコの列が3列のものと4列のものがあります。
波ウロコとは表面に描かれている竜のウロコが細長い>状が重なり合う形状になっており、角ウロコは1つ1つが独立した凸凹したウロコになっています。
同じ明治10年銘でも、波ウロコと角ウロコでは価値が以下のように違っています。
波ウロコ | 10円~4,500円 |
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角ウロコ | 1,000円~20万円 |
半銭硬貨・銅貨は『サビ』に要注意!おすすめの保管方法はコレ
半銭硬貨・銅貨は明治時代に製造・発行された貨幣であり、最も新しい半銭でも130年以上前のものです。そのため、すでに状態が悪い貨幣もあるでしょう。
また、仮にまだ状態の良いものでも、今後の保管方法によっては、どんどん価値が下がってしまう恐れがあります。
半銭硬貨・銅貨は空気に触れるだけで酸化してサビてしまう恐れがあるので、しっかりと空気に触れない、直射日光に触れないよう保管しないといけないでしょう。
もし自宅で保管するなら、以下のような保管方法がおすすめです。
古銭専用のアルバム・ホルダーに保管する | 古銭を眺めつつ保管できる |
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ジップの袋に保管する | コストがかからず、大量の半銭硬貨・銅貨の保管に最適 |
専用のカプセルケースに保管する | 希少価値が高い半銭硬貨・銅貨の保管に最適 |
半銭硬貨・銅貨の保管に自信ない方は専門業者に買取依頼もアリ
前述ではおすすめの保管方法を紹介しましたが、それでも今の状態を完璧に維持できるわけではありません。
ジップの袋はもちろん他の方法でも、それを置いておく場所によっては劣化が進んでしまうこともあります。
もし自宅での保管に自信がない、古銭を特に集めているわけではないという方は、状態が悪くなって価値が下がってしまう前に専門業者に買取依頼をしてみるのもいいでしょう。
信頼できる買取業者じゃないと、貴重な半銭硬貨・銅貨を安く手放すことになりかねないので注意しましょう。
まとめ
このように、半銭硬貨・銅貨は全体的にはそれほど価値の高い古銭ではありません。それでも、製造年によっては数十万円の価値があるものもあります。
種類 | 美品 | 未使用 |
---|---|---|
明治6年 | 6,500円 | 30,000円 |
明治7年 | 6,500円 | 35,000円 |
明治8年 | 6,000円 | 40,000円 |
明治9年 | 6,000円 | 37,500円 |
明治10年 | 40,000円 | 250,000円 |
明治10年 | 1,250円 | 7,000円 |
明治12年 | 5,000円 | 80,000円 |
明治13年以降 | 600~2,500円 | 4,500~12,000円 |
明治25年 | 不明 | 不明 |
また、この時代は今ほど製造技術が高いわけではないので、稀にエラー硬貨が出てきたりします。そのため、自分ではわからなくても希少価値が高い半銭硬貨・銅貨だったりするのです。
そのため、もし半銭硬貨・銅貨を売るのであれば、実績も豊富でしっかりと古銭の知識もある専門業者に買取を依頼するといいでしょう。
繰り返しになりますが、半銭硬貨・銅貨を売却する場合は買取相場を熟知し、鑑定力がない買取業者だと安く買い叩かれてしまいます。当編集部では人気の古銭買取店20社以上比較し、以下の記事ではランキング5社に厳選しました。売却前には必ずご覧ください。
半銭硬貨・銅貨以外の硬貨一覧 平均買取相場まとめ |
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硬貨一覧 | 平均買取相場 |
500円硬貨 | 500円~2,000円 |
100円硬貨 | 100円~1,000円 |
50円硬貨 | 50円~4,000円 |
20円硬貨 | 1円~800万円 |
10円硬貨 | 10円~2000万円 |
5円硬貨 | 5円~500万円 |
2円硬貨 | 5,000円~900万円 |
1円硬貨 | 1円~700万円 |
50銭硬貨 | 1円~800万円 |
20銭硬貨 | 20円~400万円 |
10銭硬貨 | 1円~80万円 |
5銭硬貨 | 1円~20万円 |
2銭硬貨 | 10円~10万円 |
1銭硬貨 | 1円~2万5000円 |
半銭硬貨 | 10円~25万円 |
5厘硬貨 | 10円~1,000円 |
1厘硬貨 | 30円~75万円 |
記念硬貨 | 500円~3万円 |
現代硬貨・貨幣 | 1円~700万円 |
日本の硬貨・小銭 | 1円~900万円 |
地方自治法施行60周年記念硬貨 | 1円~3万円 |